読書感想文

読書感想文

高橋秀治「ルソン戦線 最後の生還兵」感想・レビュー

4冊買ったルソン島での戦争の本の3冊目。お話のスタートが、敗戦のおよそ一カ月前でした。ということは、私の祖父が戦死した後のことです。じゃあ祖父の手がかりは得られんなあと思いつつ、別に手がかりを得るのが目的でもないので、ちゃんと読みました。タ...
太極拳

百田尚樹「夢を売る男」感想・レビュー

ルソン島の戦争の本を4冊買って、まだ読んでいないのが2冊あるんですが、ちょっと重すぎるんで、気分転換に、百田尚樹先生の本を読んでみました。百田先生、百田新党あらため日本保守党の、ツイッターことエックスのフォロワー200万人達成おめでとうござ...
武道・スポーツ

バレエ リーズの結婚

3歳の時よりバレエを習いに行っていた我が娘が、今年初めて、発表会にエントリーせず、観客席で一緒に観覧しました。発表会の出演者はレッスンが増えるので、受験勉強を優先させたみたいです。家で、YouTubeを見ている時間を削れば、レッスン時間くら...
社会経済

「ルソン島敗残実記。」感想・レビュー

ルソン島での戦闘の本、4冊買ったうちの2冊目です。前のは小説風でしたが、今度のは日記風です。戦場でつけていた日記を終戦後に持ち帰ったというのではなく、米軍の収容所で思い出して書いた、ということです。前半と後半では、雰囲気がまるきり変わります...
読書感想文

「フィリピン敗走記 一兵士の見たルソン戦の真実」(石長真華)感想・レビュー

ふと思いついて、ルソン戦について書かれた本を読んでみようと、それっぽいタイトルの本をアマゾンで4冊購入しました。私の祖父が、ルソン島で戦死しているのです。死亡告知書【公報】↓死亡告知書【公報】本籍大阪府堺市○○〇〇 陸軍兵長○○〇〇 昭和二...
音楽・美術・芸術・映画

百田尚樹「クラシックを読む」感想・レビュー(二回目)

ようやく読み終わりました。というか、聴き終わりましたというか。百田尚樹「クラシックを読む」全3巻と、紹介されていたクラシック音楽です。YouTubeに、本にでてくる曲をまとめているチャンネルがありまして、探す手間が省けました。どなたか存じま...
音楽・美術・芸術・映画

百田尚樹「クラシックを読む」感想・レビュー

いつもは最後まで本を読んでから、感想文を書くのですが、「クラシックを読む」は、まだ読み終えておりませんで、3巻シリーズの1冊目の途中です。「世界最強の男」もずいぶん読むのに時間がかかりましたが、こちらのシリーズは、さらに時間がかかりそう。と...
音楽・美術・芸術・映画

百田尚樹「地上最強の男」感想・レビュー

アメリカの歴代ヘビー級チャンピオンの記録小説のような「地上最強の男」は、ずいぶん読むのに時間がかかりました。先に読んだボクシング小説「ボックス!」は、ストーリーが面白く、さささっと読めましたが、「地上最強の男」は、そのような物語、お話とは趣...
武道・スポーツ

百田尚樹「ボックス!」感想・レビュー

「ボックス!」は、さわやか青春ボクシング漫画といったかんじの小説でありました。スポ根の王道みたいなストーリーです。百田先生、こんなストレートな青春小説も、書かれていたのですねえ。映画にもなりそう! と思ったら、すでに映画化されていました。(...
音楽・美術・芸術・映画

百田尚樹「カエルの楽園」感想・レビュー

「カエルの楽園」は、以前にも感想を書いておりました。友人からプレゼントされたからなのですが、思い起こせば、これが初めて読んだ百田作品でした。なんでまた、あらためて読んだのかといいますと、妻が図書館で借りてきてくれたからです。自宅の本棚にはあ...
ライフスタイル

百田尚樹「輝く夜」感想・レビュー

「プリズム」「モンスター」という、キッついストーリーを立て続けに読んだ後の、一服の清涼剤のような物語。といっても、「永遠のゼロ」に続く百田作品の2作目だったのですね。発表順に読んでいるわけではないので、おかしな順序になってしまいましたが、ホ...
社会経済

百田尚樹「モンスター」感想・レビュー

百田尚樹作品を片っ端から読んでおりますが、この「モンスター」は、百田先生のお顔を想像しながら読むのはNGです。百田作品だという予備知識なしで、知らない女性作家が書いた小説だと思って読むのが良いかと。(といっても、このブログを読んでしまった瞬...
健康・美容

百田尚樹「プリズム」感想・レビュー

作家の百田尚樹先生は、ご自身のYouTubeチャンネル「気まぐれライブ」で、LGBT法案に大反対を表明されており、推進勢力を、これでもか! というほど罵倒し、悪態をついておられます。言葉でここまで怒りを表現できるものか!と感心します。さすが...
経営とかビジネス

百田尚樹「海賊と呼ばれた男」感想・レビュー

毎度お世話になっておりますガソリンスタンド出光興産の創業者をモデルとした、国岡鐵造の生涯を描いた小説です。出光って、こんなドラマチックな歴史があったのですね。私は、倫理法人会という経営者教育団体に所属しておりまして、日頃、いろんな社長さんの...
音楽・美術・芸術・映画

百田尚樹「風の中のマリア」感想レビュー

手塚治虫の漫画に「やけっぱちのマリア」っていうのがありましたが、こちらのマリアは蜂です。蜂といえば「みなしごハッチ」や「みつばちマーヤの冒険」のアニメを子供の頃に見ていましたが、どういう話だったか忘れました。「風の中のマリア」に登場するのは...
音楽・美術・芸術・映画

オペラを鑑賞しました

初めてオペラを鑑賞いたしました。うちの子の合唱部の先生が出演するということで、応援の鑑賞です。演目は「ジュリオ・チェーザレ」。ジュリアス・シーザーのイタリア語読みだそうです。こじんまりしたホールで、役者は8人、伴奏はピアノだけ、舞台装置は照...
太極拳

遠藤靖彦「真の強さを求めて功夫への道」感想レビュー

アマゾンに遠藤靖彦著「真の強さを求めて功夫への道」を、お勧めされたのです。帯に「日本人には教えるな。中国拳法が秘める”国家機密”クラスの「真の強さ」を手に入れるため、誠実にひたむきにあがき抜いた、レジェンド太極拳家の壮大な苦悩の記録。」とい...
読書感想文

百田尚樹「永遠のゼロ」感想レビュー

小説を読んで、これほど涙が出たのは、ずいぶん久しぶりです。先日読んだ「影法師」も泣ける話でしたが、目を開いていられないというほどではなかったです。映画にもなったベストセラー小説「永遠のゼロ」を、遅ればせながら読ませていただきました。映画は見...
太極拳

百田尚樹「影法師」感想レビュー

故安倍晋三元首相が読んで感動したと言われる百田尚樹著「影法師」を読んでみました。感動しました!安倍元首相がこの物語が好きだと話されていたということと、安倍元首相が亡くなられる最後まで日本のための活動されていたことが重なるようで、それもまた感...
音楽・美術・芸術・映画

百田尚樹「幻庵」の感想レビュー

百田尚樹先生の本は、中国の悪口とか橋下氏の悪口とか書いているのはよく読んでおりましたが、小説は読んでおりませんでした。YouTubeで百田おやびんが囲碁の話をしているのを聞きまして、この囲碁の小説であるところの「幻庵」を読んでみようと思った...
音楽・美術・芸術・映画

映画「ドリームホース」感想

娘が通っている乗馬クラブに映画「ドリームホース」のポスターがあったので、「字幕の映画なんて嫌だ嫌だ」とごねる娘を説き伏せて、観に行きました。映画は、イギリスのウェールズという農村に住んで、情熱もなくなり、つまんない毎日を過ごしていた夫婦が、...
太極拳

陳孺性「太極拳の科学」のレビュー・感想

ずいぶん昔、太極拳を習い始めた大学生の頃、大学の図書館で読んだのが陳孺性著「太極拳の科学」でした。テキストづくりの為に、色々と資料を読み込んでいる最近の私です。昔々に読んで、面白かったような記憶のあるこの本を、メルカリで買って、読み直してみ...
音楽・美術・芸術・映画

「禁断の中国史」百田尚樹の感想

ユーチューブの百田尚樹チャンネルをうっかり見てしまったら、百田グループに強制加入ということで、私も百田グループの一員です。百田先生と私は、ヘアスタイルが似ておりますので、親近感を感じております。百田先生の喋り口調が、私の周辺の人々と同じよう...
子育て

映画「スパイ・ファミリー」の感想

映画「スパイ・ファミリー」を見ました。少年ジャンプの漫画が原作のSPY×FAMILYじゃなくて、2020年制作のアメリカ映画です。漫画映画の方は、アマゾンプライムビデオで、子供と面白く見ておりますが、一緒に並んでいた映画を、漫画の実写版、ア...
音楽・美術・芸術・映画

怪しい彼女 感想

毎日夕食時、アマゾンプライムビデオを家族で見ておるのですけれど、カンフー映画希望の私の意見は概ね却下されまして、妻か娘の意見が採用されるわけでありまして、このたび娘のリクエストの「怪しい彼女」を見ました。この映画、韓国が発祥みたいですけど、...
子育て

Dr.STONE ドクターストーン(アニメ・漫画)感想

うちの小学4年生の娘がこのごろ夢中になっているのが、ドクターストーンという少年ジャンプの漫画とアニメです。アニメはアマゾンプライムビデオで、漫画はツタヤで借りて読んでいます。少年ジャンプのドクターなんたらといえば、私の世代では、ドクタースラ...
武道・スポーツ

カンフーガール 感想

八神かおり著「青春拳法開眼小説カンフーガール」を読みました。Webで太極拳のことを調べていたら、この本の口コミ情報があり、面白そうだったので買ってみました。ウチの娘もカンフーガールだし。廃版になっているらしく、新品はなし。アマゾンで中古が売...
太極拳

日本では学べない太極拳の秘訣 感想

安田洋介著「日本では学べない太極拳の秘訣」を、発売日前からアマゾンに予約、発売日の翌日に到着しまして、二日間で読みました。太極拳関係の本は、けっこう読んできたほうだと思いますが、これはなかなか今までにない視点からの内容でした。日本では学べな...
音楽・美術・芸術・映画

黒蜥蜴(江戸川乱歩)の感想

なぜ今さら、江戸川乱歩の推理小説を読んだかといいますと、オペラ「黒蜥蜴」を見に行くからなのです。戯曲の脚本は、三島由紀夫が有名なようですが、私はわりと原点を知りたい方なもので、オペラを見に行く前に、原作の原作を読んでみた次第です。江戸川乱歩...
読書感想文

日本国紀(百田尚樹)の感想

百田尚樹著「日本国紀」を読みました。どうも嫌韓ムードが漂う昨今、巷にはこの本を読むなと言う勢力もあるようですけれども、嫌韓だとか反日だとか、そういう先入観を持たず、素直に読んでみようと思った次第です。ちなみに私は、日本が好きです。君が代も歌...
太極拳

「太極拳を語る」(馬長勲老師)の感想

私の9人の先生のうちの一人の先生が、とっても勧められていたので、買って読んでみました。先生というのは、私が勝手に先生だと思っているのですが、時々推手を教えてくれる先生です。教えてくれるというか、遊んでくれているというか、私をポイポイと投げた...
音楽・美術・芸術・映画

ボヘミアン・ラプソディ(映画)の感想

映画「ボヘミアン・ラプソディ」を見ました。私は特にクイーン、フレディ・マーキュリーのファンということもないのですけど、FMラジオ大好き少年だった高校生大学生の頃、よくクイーンの曲は耳にして、馴染んでおりました。しかし、ラジオでしか知らなかっ...
音楽・美術・芸術・映画

泣ける映画 泣き虫しょったんの奇跡の感想

久しぶりに映画を見て泣きました。号泣というほどではないですが、ほろほろと涙がこぼれました。やはり、映画館でみる映画はいいですね。毎月恒例の集まりが思ったより早く解散して、ちょうどそこが映画館の前であり、あとの予定もなかったので、たまには映画...
子育て

子どもへの暴力防止 予防教育プログラム CAPって、どうよ?

うちの小学校1年生の娘が、目医者さんに置いてあった本を読んで、ほしいというもんで、通販で買いました。贅沢品禁止の我が家も、本は極力、手に入れるようにしております。図書館で借りることもありますが、いろいろ書き込みするような本は、買いますね。(...
武道・スポーツ

松田隆智「謎の拳法を求めて」の感想

松田隆智先生の「謎の拳法を求めて」は、ずい分前に買った本です。ひょっこりでてきたもんで、久しぶりに読み返してみました。松田隆智 中国武術研究家松田先生は中国武術の研究家として、沢山の本を書かれた人です。本職は僧侶。2013年にご逝去されてお...
子育て

幸福の王子 感想

オスカー・ワイルドの童話「幸福の王子」のお話をせよと、娘にせがまれましたが、私が覚えているわけがないので、ユーチューブにあった朗読を流してお茶を濁したのですけど、そのストーリーを聞いて、こりゃひどい、と思ったのです。追記:のちほど、絵本も読...
武道・スポーツ

武術の根理(中野由哲)の感想

中野由哲著「武術の根理 何をやってもうまくいく、とっておきの秘訣」(BABジャパン)を、太極拳の先輩からお借りしまして、読んでみました。「根理」と書いて、なんと読むのか? ねり? こんり? げんり?読み方はよくわからないですけど、難しそうな...
太極拳

虎を抱いて山に帰る(太極拳の本)の感想

「虎を抱いて山に帰る」は太極拳に関する名著という噂でしたので、読んでみようと思ったら、絶版でした。アマゾンでは、中古本を1円とかで売っておりますけど、この本はプレミアムなのか、超高額になっておりまして、とても買えませぬ。【中古】虎を抱いて山...
太極拳

「太極拳理論の要諦」の感想

このところ、太極拳に関する本を読み漁っております。二十数年前、初めて私が読んだ太極拳の本は、陳正雷老師の「陳家太極拳テキスト」(ベースボールマガジン社)でした。しかし、この本は、ザーッと流し読みしただけで、20年間放置。なぜなら、当時、意味...
武道・スポーツ

つよい!24式太極拳「四正四隅」の秘密 感想

池田秀幸著「つよい!THE24式太極拳「四正四隅」の秘密」という本を、本屋で見つけたので買ってみました。今年(2017年)の7月に出た本ですから、最近ですね。大雑把に内容をいうと、24式太極拳の用法を著者の独自の見解を加えて、写真で解説して...