日本国紀(百田尚樹)の感想

百田尚樹著「日本国紀」を読みました。

どうも嫌韓ムードが漂う昨今、巷にはこの本を読むなと言う勢力もあるようですけれども、嫌韓だとか反日だとか、そういう先入観を持たず、素直に読んでみようと思った次第です。

ちなみに私は、日本が好きです。君が代も歌えますし、日の丸も描けます。

韓国は、最近の政治の動向はいかがなものかと思っていますが、キムチとマッコリは好きです。

もともと、私は、古事記とか日本書紀も好きで、子供向けの絵本なんかも子供に読み聞かせておりました。阿刀田高の「楽しい古事記」も読みました。(源氏物語は長すぎて、ただいま挫折中です)

日本国紀の内容は日本の通史

日本国紀の内容は、日本の通史です。縄文時代から平成の今日迄、日本がどのように変わってきたのか、世界情勢も絡めて順序よく、枝葉となる部分は省いて、ざーっと通して書かれています。

ただし、学校で教えられる歴史の授業とは、違っているということなのです。

学校教育というのは、戦後のGHQの指導により、日本の子どもたちから愛国心をなくし、自虐感を植え付け、アメリカに逆らわないように、他の国々にもヘイコラするようにということを意図してプログラムされているという話でありまして、教科書には載らない話や、さらっと流される話や、風説の流布みたいな眉唾話を真実のように語る話がいろいろあるのですね。

そういう教科書にはない話も、「日本国紀」には書かれております。

私は、昔、学校で習った歴史なんてほとんど忘れていますので、ん?こんな話じゃなかったぞ、というような印象はなくて、新鮮な気持ちで読めました。

学校で習った歴史って、どうも、飛び飛びといいますか、ぶつ切りといいますか、最後まで行かなかったといいますか、全体的なイメージができてなかったように思います。

戦国時代にやたら詳しい友達はいましたが、この「日本国紀」では、戦国時代の詳細までは触れられていません。ローカルな武将の話も面白いだろうけれど、国内の各地での細かい争いは、通史を語るというコンセプトから外れるので、カットということで。

著者の書き方は、「一般的にはこう言われている。こういう説もある。こういう資料もある。私はこう思う。」という書き方であり、わりと淡々としており、強引に説を捻じ曲げるようなものではありませんでした。

日本人、すばらしい! という部分もありつつ、こういう部分は残念だった、という意見もあり、わりと、フラットな立場で書かれているように思いました。

日本国紀が批判される部分

明治維新から、大東亜戦争までの世界の流れが、わかりやすく簡潔明瞭に説明されていて、あ、なるほど、こういう流れであったのかと、初めて理解できました。

著者の百田さんが特に力を入れているなと思えるのが、やはり大東亜戦争に至る経緯と、敗戦後です。

GHQと共産党の関係、捏造隠蔽された情報で洗脳教育が行われたこと、なぜ日教組が左翼思想なのか、などなど、ネット情報ではちらほら見受けられることですが、こうやって流れを追って、わかりやすく説明されたものを読むのは初めてでした。

なるほどなあーと、今まで私の頭の中ではバラバラだった断片的情報が、うまくつながりました。

戦後ずっと隠され、誤魔化されていたことであり、学校では教えてこられなかった内容です。

百田さんも、このあたりではわりと、自分の思いを強く書かれていて、戦中戦後の政治の不手際や、外国勢力の無茶振りなど、「呆れるばかり」などと批判的な書き方をされています。

真実はこうだったと思えば、日本国や世界を見る目も変わりますね。日の丸や君が代への愛着も高まろうというものです。

しかし、ごまかす側の人々、というか、誤魔化されているほうが居心地の良い人々にとっては、こんな本が世の中に広まったら、今まで築き上げてきた嘘の価値観がぶっ壊されることになりますし、居場所がなくなったり、ゼニの流れが悪くなったりして、都合が悪いのでしょう。

日本国記が批判を受けているのは、そういうことだと思います。

偏った教育と愛国心

歴史は勝者が作るものとは、よく言われる話。敗戦後に一方的に押し付けられた歴史だけしか知らないというのは、よろしくないですね。特に、生まれ育った祖国が嫌いになるような教育はまちがっておるよなあと、思います。

それぞれ、立場や思想や都合があるとは思いますが、学校で習う歴史はそれとして、こういう歴史の見方もあるのだなと、フラットな目で読んでみるのがいいのではないでしょうか?

最終的な判断は、それぞれの人が考えれば良いと思います。物事を多面的に見る習慣を作るキッカケになるかもしれません。私は自分の子供にも、多面的な見方や考え方ができるように、教えていきたいです。

おちなみに私は、このごろがぜん歴史の真実みたいなのに興味が湧いてまいりまして、この本を読んだあと、スタンフォード大学のフーバー研究所で、明治維新や第二次世界大戦の研究をされている西鋭夫(にしとしお)教授の大阪講演を聞きに行きました。

アメリカの研究機関に勤めておられる先生ですが、ものすごく愛国精神のある方で、日本人の素晴らしさをとうとうと語られておりまして、非常に感動いたしました。

>>PRIDE and HISTORY: 西鋭夫公式サイト

今日、いろいろな情報がどんどん公開されている時代になっております。世界最先端の高度な情報にも、インターネットでアクセスできる時代です。いつまでも受け身でおらず、自分からどんどん学びたいと思います。

 

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