再び習いはじめた太極拳の話。楊式太極拳と陳式太極拳と推手をやっております。

太極拳の抱球と達人の定義
抱球の感覚が出てきました。「抱球」(ほうきゅう)というのは、両手の間に球があるというイメージです。簡化二十四式太極拳の最初の「野馬分鬃」で、「抱球を作って、左足を出してー」とやりますので、太極拳をやっている人にはおなじみの言葉でありましょう...

太極拳の丹田感覚の変化
また丹田感覚に変化がありました。
ここのところ、下腹は、輪ゴムを大量に巻き付けた球体で、体の隅々まで輪ゴムがつながっているというような感覚でしたが、このたび、輪ゴムの球体が、丸く硬い塊ではなくなり、胴体全体に柔らかく伸びたような気がしまし...

胴の開合 太極拳と蜂
先日読みました「風の中のマリア」(百田尚樹)に、蜂が体温を上げる話が出てきます。
寒い日に、巣を温めるとか、ミツバチの大群が球体になってスズメバチを取り囲んで熱死させるとか。
ミツバチは摂氏48度まで耐えられるが、スズメバチは46度で死...

地球の力を借りる
マンション自治会の太極拳教室で、3人のおばさま方と練習しておりました。
立ち方、歩き方、推手と、套路は最初の単鞭までをひたすら、これをもう2年くらいやってますが、本日は、掩手肱拳を練習しました。
発勁で打つなんてのは、まだまだ先の話です...

無責任な情報発信に注意
推進道場にはLINEグループがありまして、道場生が色々やりとりをしています。
連絡事項の伝達が主な目的ですが、みなさま、練習の感想とか、質問とか、気づいたことなど自由に書いてます。
私は練習中で聞かれたことを、あとで回答をまとめてL...

吸い込む勁
太極拳には、吸い込む発勁があるなあと、気づいたのです。
前から、そう思っておりましたが、体感しました。
新架式で良く表現される折畳勁なんかは、そうですね。
シュッと吸い込んで、お腹がぐりっと回って(イメージ)、虚実変換が完了します。
...

黙念師容
昔は、師匠が弟子に一回だけ動作の見本を見せて、あとはひたすら自分で練習、そんな教授方法があったそうで、これを黙念師容といったそうです。
槍の練習をしていて、以前に、ちょっとだけ安田先生に見本を見せてもらったことを思い出しまして、この言葉も...

太極槍の練習
陳氏太極拳の武器は、棍、刀、双刀、大刀、剣と学んできましたが、槍はまだです。
槍は二路拳ができてから、ということで、まだ教えてもらっておりません。
先日の大会で二路を表演して銅メダルをいただいてしまいましたが、先生の目には、まだまださっ...

遠藤靖彦「真の強さを求めて功夫への道」感想レビュー
アマゾンに遠藤靖彦著「真の強さを求めて功夫への道」を、お勧めされたのです。帯に「日本人には教えるな。中国拳法が秘める”国家機密”クラスの「真の強さ」を手に入れるため、誠実にひたむきにあがき抜いた、レジェンド太極拳家の壮大な苦悩の記録。」とい...

鉄の剣
推手道場に、K先輩が太極剣を持ってこられました。
アルミの表演用だと思ったら、ずっしり重い!
鉄の剣だったのでした。本物ではなくて、刃は入ってないのですが、研いだら切れるで、みたいな話です。
先輩が昔に買ったものらしくて、今は手に入ら...

春秋大刀の表演をさせてもらいました
昨年、双刀で出演させてもらった太極拳団体のイベントに、また誘っていただきましたので、今回は春秋大刀で出演させていただきました。
日頃は、やや重めの手作り木刀で練習しており、久しぶりに振った表演用のアルミ大刀は、なんかやりにくかったです。刃...

百田尚樹「影法師」感想レビュー
故安倍晋三元首相が読んで感動したと言われる百田尚樹著「影法師」を読んでみました。
感動しました!
安倍元首相がこの物語が好きだと話されていたということと、安倍元首相が亡くなられる最後まで日本のための活動されていたことが重なるようで、それも...

ショパンの「雨だれ」に挑戦
家族でくら寿司に行ったとき、醤油と甘だれを間違えて、あっ、しまった、違う味になってもうた、しかし、そういえばショパンの曲に「あまだれ」ってあったなーと思い出しました。
すし屋からの帰りの車中でYouTubeでショパン「雨だれ」を聴きまして...

百田尚樹「幻庵」の感想レビュー
百田尚樹先生の本は、中国の悪口とか橋下氏の悪口とか書いているのはよく読んでおりましたが、小説は読んでおりませんでした。
YouTubeで百田おやびんが囲碁の話をしているのを聞きまして、この囲碁の小説であるところの「幻庵」を読んでみようと思...

敵を知り己を知る
合気柔術と交流して気づいたことを、もうひとつ考察します。正座してのやり取りで、私は息が上がってしまいました。ゼーゼーハーハー言っていたのです。立って推手をする分には、3時間続けたところで、それほど疲れません。呼吸も乱れません。夏場、汗をかく...

他流派の道場を訪ねるということ
他流派の道場をお邪魔する際は、注意すべきことがあるんじゃないかなあと思いましたので、ちょっと考察してみます。
先日、知人が道場主を務める合気柔術の道場の練習に参加しました。
知人は、軽い気持ちで私を誘ってくれたのだと思います。私も軽い気...

下手になる練習
合気柔術の教室で、手首をつかんできた相手を浮かすという練習がありました。両手首をがっしり掴まれ、太極拳ではどうしますか? と聞かれたのですが「別にどうもしません」と答えてしまいました。握られて、固定されている状態というのは、相手も動かないの...

説明されなければ気づかないこともあります
安田先生より個人指導を受けるようになって、5年近くになります。
月一回くらいのペースなので、50~60回くらいご指導いただいてきた計算になります。
武器の套路を新しく学んだりもしましたが、一番多く教わったのは、老架式一路の最初の5動作で...

お腹で化勁
また一歩、達人に近づいた!と思ったのは、私の主催している、マンション自治会での太極拳教室でのことです。太極拳では、力のぶつけ合いはしない、押してもビクともしない! ではなくて、押そうにも押せない、押しどころがない、力の入れようがない、という...

八百長の練習?
また表演のイベントに参加させてもらえることになったのです。
推手道場の道場生のIさんが主宰する教室のイベントです。
こちらでは前回、私にとって初めての表演をする機会をいただきました。ありがたいことです。前は双刀でしたが、今回は大刀で出演...

套路から発掘する
異流派推手交流会(これは私が勝手に呼んでいて、本当は違う名前)に、私が勝手に好敵手だと思っている人がいます。
なんていう流派だったか、聞いたことのない流派ですけど、ストイックに術理を追い求めている人です。
足腰は粘り強く、超接近間合いが...

大東流合気柔術を体験しました
知り合いが、大東流合気柔術の先生だったのです。
もう何年も前からの知り合いです。お仕事での役職は偉い人だと知っていて、仕事での苦労話も聞いておりましたが、なんと武術家だったとは。
私もずっと、太極拳をしているとは話していなかったのです。...

起勢のエクササイズとトリック
太極拳の套路の最初の動作である起勢は、手を上げておろすという一見単純な動きですが、なかなかに難しいのです。
正面から押さえられた腕を、起勢の動作で持ち上げられるか? というエクササイズを、だいぶん前にN先生に習いましたが、全然できなかった...

陳式太極拳老架式二路をゆっくり練習する
マンション最上階の階段から日の出を拝みながら站樁功をし、そのあと公園に行って太極拳の套路をしています。夜明けももう寒くなくなりましたし、気持ち良いです。
早朝は、震脚も発力もせず、ゆーっくりとやっています。どこも踏ん張らないよう、力が入ら...

総理大臣を標的とした無差別爆弾テロについて
殺人未遂で済みましたが、エライ事件がありましたねー。
和歌山の漁港で岸田首相が選挙の応援演説をしようとしたら、爆弾を投げ込まれた事件です。
赤と青のコードがついてチカチカ光る円筒形の筒が、煙を出しながら、岸田首相の足元に、ガコッと落ちて...

太極拳のポイント?
ある太極拳教室の先輩に聞かれたのです。
「金鶏独立の時、膝はどのくらい上げる? 水平くらいか? 高くした方がポイントは高いか?」
太極拳歴はかなり長いであろう、おじいさんなのです。
「ええっ。ポイントというのは、考えたことないですわー...

木刀作り 陳式刀と剣
またまた木刀作りにいそしんでおります。これまでは、庭の木の枝とか、植木屋さんにもらったのとか、余ってた建築材とか、たまたま手に入った材木で作っておりましたが、なかなか満足いく木刀にはなりませんでした。それでとうとう、材木の購入にふみきりまし...

螺旋の揺らぎ 2
この頃のマイブームが螺旋の揺らぎなのです。
太極拳の套路は、最初から最後まで螺旋の揺らぎでつながっているという話は前にも書きましたが、日常生活のすべてが、そうなっているような気がしてきました。
たとえば、木刀を作るのにカンナをかけている...

ブルース・リーの橫蹴り
昔に見たブルース・リーの映画に、ウォーミングアップをしているシーンがありました。ドラゴンへの道だったかなあ? 記憶があいまいなのですが。(ネットで探しても、どうも見当たりません)
その中で、片足をゆっくりゆっくりあげて、じわじわと斜...

太極拳の一人練習の効果
自治会の太極拳教室の次回開催日、私に用事ができまして、途中で抜けざるを得なくなりました。生徒さんに、私が抜けた後は、自主練習でよろしく!と伝えました。すると、「その日は、ほかにもお休みの人がいるし、じゃあ、休会ということで…」と希望されたの...

問題ないことにこだわると狂う
太極拳の推手をしているときに、R氏が聞いてこられたのです。「もっと足首を柔らかくしないといけないのですね?」と。え? 足首固いかなあ? と思って、しゃがんでみてもらうと、踵をついたまましゃがめて、普通に柔らかいです。いや、十分に柔らかいです...

仁徳天皇陵上空を飛ぶ気球
不法侵入で撃墜されて、すっかりイメージの悪くなった気球でありますが、わが街堺市でも、観光気球が飛ぶそうです。
堺の気球は、だいぶ前から計画されていて、すでに大仙公園内に発着場はできていたのですが、コロナでイギリス人の気球技師が来れないとか...

推手道場の新入りさん
推手道場がこの頃盛況で、メンバーが増えて人口密度が高まっています。
たいして広くないので、せせこましくなってきました。
突然のブーム、なんでかなあ?
道場のメンバーは、おそらく日本の太極拳業界の最古参の先生から、まったくの初心者まで、...

黙って立てばプッと出る
朝起きると、日の出を見ながら站樁功をするのが、年始からの習慣になっております。站樁功をすると屁が出ます。先日、練習中に屁がでるのは良いことというか、自然なことなのだと、安田先生に教わりまして、自分は正常であるなと、安心しました。站樁功は、ゆ...

太極拳の気感?
4,5日前より、指がなんだかピリピリとしびれております。
変な寝方をして、腕が押し付けられて、血の流れが悪くなって痺れているという感じに似ていますが、ずーっと、継続したピリピリ感があります。
ピリピリしているのは左手だけでして、じんわり...

太極拳「超」入門/陳沛山 レビュー
アマゾンで探しものをしていて不意に表示されたのが、こちら陳沛山先生の「太極拳「超」入門」です。おや、なんか面白そうと思って、買ってみました。陳沛山老子といえば、陳氏20世の小架式の先生ですね。伝人なのに日本の工業大学の教授というインテリであ...

太極拳の黒帯
前回の記事にコメントをいただき、思うところがありました。
「8の字の運動感覚を獲得した!」に対して、「手の届かないところへ…」という賞賛をいただいたのですけど、いやいや、ここはゴールではなくて、スタートではなかろうか? という思いがありま...

無限の8の字 太極図
また新たな感覚を獲得しました。(転生モノみたいに言ってみた)
峰山高原の川沿いで早朝にです。
家族旅行で、兵庫県のヨーデルの森と、竹田城跡と、出石城にいきまして、峰山高原にある、囲炉裏の宿で一泊し、早朝に川沿いに出て、一人で練習してたの...

太極拳で肩が上がる悪癖
未だに肩があがってしまう悪癖があったのです。
先生に指摘されて、鏡でチェックすると、確かに僅かにあがってしまうシーンがちょいちょいありました。
なぜか右肩だけでして、右肩上がりは商売繁盛で縁起が良いですが、太極拳としてはよろしくありませ...

武器の練習もゆっくり
地元の太極拳の大会(発表会みたいなもん)にエントリーしました。
前回金メダルをいただいた陳式双刀を、もうちょい煮詰めて、もっといい感じでやってみようと思います。
この頃は、練習には自作の陳式刀を使っておりまして、本番も木刀で出てやろうか...