本番で発揮できるのは実力の7割

ピアノ発表会の本番でした。

やり切った! というか不発…というか。

妻はブラームス6つの小品Op.118 No.2,3、妻と娘でピアノ連弾、Bling-bang-bang-born、予想以上に上手にやり切りました。

私のギター伴奏で娘が歌う「小さな恋のうた」、たいして練習していませんでしたが、私は、コードをかき鳴らすだけだったし、起きている時間の5割くらいは歌っている娘は、堂々と、ホールに声を響かせ上手に歌いました。さすが合唱部。

問題は私のピアノソロです。ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」

練習ではまあまあかな、と思っておりました。前回アップした動画で課題が見えたので、さらに練習して、本番もそこを気を付けて弾きました。

弾き始めは、おっ、うまいこといってる、出だしは上々、最初の山場を越えた、二つ目もナントカOK、あと少し…というところで、盛大にミスをしました。

一番練習した、お気に入りのいいところだったのですけど、そこがボロボロ。ざんねん。

でも、まあ、こんなもんですね。昔からそうです。

学校のテストでも、人前のスピーチでも、運動会でも、発表会でも、練習して、できるつもりになっていたことが、本番ではその6割か7割くらいしかできないものです。

少林寺拳法の演武でも太極拳の表演でも同じでした。

太極拳の場合は、30年やってきて、もう頭で考えなくても体が動くようになっておりますから、ミスはありません。いつもより雑だったなあとか、キレがなかったなあとか、そういう感じで7割です。

亜麻色の髪の乙女は、けっこう練習したつもりでありましたが、次に押す鍵盤を考えて、目で確認して、音の長さを数えて…というかんじで、まだまだ左脳に頼っておりました。これじゃあダメですね。一つミスしたら、後はガタガタです。

とどのつまりは、練習不足でありました。

頭が真っ白になって、視界狭窄が起こって、意識がぶっ飛んで、呼吸困難に陥っても、指が勝手に動いて、気がついたら、観客総立ちスタンディングウェーブ、ブラボーと叫んでいる、というくらいでなければ。

来年はもっと頑張ろう。

本番のボロボロ動画です。

上手に仕上がった娘と妻も見ていただきたいところですが、安全保障の観点により、そちらは非公開とさせていただきます。

 

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