陰陽の閃きを得てから、陰陽を意識して、套路の練習をしました。
老架式、新架式、棍をゆっくり丁寧に何度も何度も。
実に体がしっくりと動くようになりました。
呼吸とか、虚実とか、勁の回りとか、関節も良く動くし、軽重自由自在。
老架式一路については、もうしっくりこないところは無い! と思いあがっておりましたが、この度あらためて、なんかいい感じ! と衝撃を受けました。つまり、今までは、まだまだだったのですね。
たぶん、今後も閃きやら気づきが繰り返されて、そのたび、まだまだやったなーと反省するんだと思います。そうやって達人への道を一歩一歩進んでいくのでしょう。
それにしても、太極拳を編み出した昔の人って、えらいなあ。よくこんなことに気づいたなあ。
こんなことってどんなことなのか、この感覚を書き残しておきたいのですが、うまいこと書けません。説明しがたし。
そして、人体の作りが素晴らしいです。人間の体はかくも上手いこと出来上がっております。それはわかってはおりましたが、武術用構造と考えても、実にうまいことで来てます。
太極拳は人類の英知ですが、人体の構造は人智を超えております。人体に限らず、自然はなんでもそうですが。
この年まで、大きな故障も奇形もなく、体を維持できて来たことに感謝です。
故障や奇形さえ、太極拳で矯正できるって話も聞きます。大自然と人智の融合ですね。
太極拳は、単なる武術や格闘技ではなく、大自然に合わせて生きる太極門の一部、というお話、じわじわと実感してきた今日この頃です。
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