宮古島の民謡を習います

音楽・美術・芸術・映画

沖縄の宮古島って、私には縁もゆかりもないのですが、民謡を習うことになりました。

琉球民謡保存会宮絃会関西支部の教室が堺市にできまして、そちらの生徒になることになったのです。

沖縄の独特の旋律は好きだし、まあ、これもご縁です。

沖縄民謡でも、宮古島はまた独特の美しい旋律があるということで、楽しみですね。

目次

三線をオーダーメイド

宮古島の民謡は三線の弾き語りなので、三線が必要です。

フラメンコギターは長年習っておりますので、弦楽器なら自信があります。(スペインにも縁もゆかりもなかったのですが)

カンカラ三線は持っておりますが、それじゃだめ、ってことで、本物の三線を買うことにしました。

最初はヤフオクで中古の安物を、と思っておりましたが、へっぽこな三線じゃすぐに物足りなくなって、いいのが欲しくなるとアドバイスされました。

たしかに、ギターも最初は、オンボロの中古を使ってましたが、だんだんヤマハの新品、40万円のコンデ・エルマノス、ついには中古相場150万円のマヌエル・レジスを手に入れてしまった経験がありまして、きっと安物で満足できるのは数ヶ月くらいのものだろうと予測できまして、信用できるお店に連れて行ってもらいました。

大阪は西淀川区にある、「三線工房きよむら」さんで、店主の清村さんは宮絃界関西支部の相談役です。

こちらのお店では、なんと、ぶら下がっている楽器から良さげなのを選ぶという売り方じゃなくって、お客の希望を聞いて、作ってくれるのです。

ネック(竿)は黒いのや茶色いのや、1万円から10数万円のものまで色んな種類が並べてあって、ボディ(太鼓)に張る皮も、人工の合成のもの、天然の蛇の皮など、選べます。

合成皮革より、本皮のほうが高いですけど、どうせ本皮が欲しくなるってことで、最初から本皮にしました。

三線の皮

これ、三線に張る蛇の皮です。アミメニシキヘビというそうで、4~5メートルありそうです。

蛇の苦手な人が見たら卒倒しそう。

養殖物だそうで、アミメニシキヘビの皮は三線以外にもバッグなどにも使われるそうです。

ボディの側面にはる布地(ティーガ)の模様は、スタンダードなものじゃなく、沖縄で仕入れてきたばかりという変りものにしてもらうことにしました。

龍の絵があって、不良高校生が学ランの内側に縫ってるみたいな感じの柄です。真面目な学生生活を送ってきた私ですが、ちょっとはじけよう。

三線の値段

三線と、ケースと、予備の弦のセットで、5万円弱。

オーダーメイドということを考えると、安いなあ!

初心者向きにベーシックなものですが、堺の教室の先生がコンクールでグランプリを取るまで使っていた三線より、いいものだそうです。恐れ多いです。

爪は、三線ができあがったときに選びましょう、ということになりました。ギターのピックみたいなのじゃなくて、水牛の角などで作られた、なかなか重量感のある黒い塊です。

三線ができるまでは、3週間位かかるそうで、教室も来月からですので、それまで、CDやユーチューブで、宮古島の民謡を聴き込んで、雰囲気を掴んでおくこととします。

>>つづく「三線教室の体験」

関連サイト

>>琉球民謡保存会宮絃会関西支部

>>三線工房きよむら

訂正:ネックに当たる部分は「竿」じゃなくて「棹」でした。「竿」だと物干し竿とか釣り竿みたいな細いイメージになりますね。

竿の漢字を使うものは、もともと竹でできていたものに当てはめるらしいです。

三線のネックは、竹じゃなくて黒檀などで作られますので、棹です。

となると、竹ギターのネックは、「竿」ってことになるのであろうか??

コメント

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