若いときは良く遊び、大人になったら人生定めるのが良いと思う。

娘が興味を持ったものは、極力体験させるようにしています。

もちろん、さりげない情報提供や誘導工作はしておりますが、自主性を尊重しております。

趣味、習い事はものすごく多いです。ちょこっとやっただけですぐ飽きた、というものも多いですが、それはそれでよし。辞めるも続けるも、選択するためには、とりあえず体験してみなければ。

一輪車とかローラースケートとか、ほとんど使わなかったなあ。まあ、それはそれで良し。

幼稚園選び、学校選びも自分でさせました。

中学生になって、どうやら合唱部に入った模様。もともと合唱部がある学校を選んだのですから、初志貫徹で良し。

入学前、バンドに入るとか美術部に入るとか、ちょっとふらついていたこともありましたが…。

バレエと乗馬は引き続き通っているし、お絵描き具材、機材は増える一方です。教育費はすごく大きいですね。

旅行先は家族会議で決めていますが、わりと娘の希望に合わせてます。メインは娘の希望、さりげなく社会見学になりそうなネタを混ぜるようにしております。

私が企んでいた島めぐりコンプリート作戦は、ちょっと遠のいてきた今日この頃。それもまた良し。

子供の頃に、いろんな体験をせず、勉強一筋とか、スポーツや芸能のエリートコースをわき目もふらず成長していくと、大人になってから歪みが出るような気がします。

経済的に自立した段になってから、あれもしたいこれもしたいと、人生向上から外れた横道ばかり覗いて回って、変な落とし穴にハマったりして、ライフワークを見失う、家族も失う、みたいな。

若いときは遊ぶべし。大人になったら、人生定めるべし。

私は娘ほどいろんな習い事はしてませんが、それでも興味を持ったことには、とりあえず手あたり次第、チャレンジしてきました。

学生時代は武術一本やりだったので、社会人になってからですね。

バイク、クルマ、カメラ、ヨット、スキー、スノボ、アーチェリー、サバゲー、セスナ、ジャズバンド、フラメンコギター、フィリピンパブ通い、ジャズバー通い、ツリーハウス作り、囲碁、将棋、麻雀、スピーチ、朗読、唄三線、ピアノなどなどなど…。

いろいろやっているうちに、本当に自分が好きなこと、一生続けたいこと、価値を感じるもの、それほどでもないものがわかってくるものです。

いつまでもなんでもかんでもやってられるほど、時間もお金も健康も無制限ではありませんから、絞らないといけない時期が来ますわね。

何か一つ決めろ、他は捨てろ、と言われて、うーんうーんと悩むようでは、まだ経験が足りなくて判断材料がそろってないのであります。

私は、サッと決められます。太極拳です。

家庭や仕事はもちろん上手いことやっていかねばなりませんが、あとの趣味はまあ、余裕があればで、そこそこで良し。

判断材料を早くそろえるためにも、なるべく若いうちにいろいろ経験しておくと良いと思うのです。

そうしたら、人生の早い段階で、取捨選択ができ、後の人生、本当にやりたいこと、やるべきことに邁進できますね。なんか不測の事態があっても、方向修正もできましょう。

私の知っている人の中で、こりゃすごいなあーと思ったのは、20代前半の女性だったのですけど、父上が急逝されて事業を継がれた人なのです。(当時私は20代後半)

中古自動車の輸送という、オッサンばっかりのむさい世界で、ギャルがいきなり社長。

それまでいた華やかでチャラい世界から足を洗って、長らくの家出生活から戻ってきて、会社住み込みでプライベートなし、遊びもなし、うら若き乙女(アイドル並のべっぴんさんでした)が、仕事に人生一点張り。趣味は、会社で飼っている犬の世話くらいじゃなかったかなあ?

「私は今まで十分遊んできたから、もうええねん」ということでした。

それまでの経験を聞かせてもらったことがありましたが、それはそれは、えっ!と引くくらい私の生きてきた世界とは違っていて、ドキドキしたものです。(そして私は恋に落ちた)

これはちょっと極端な例かもしれませんけど、うちの娘には30歳くらいまでは見聞を広め、良き体験をたくさん積んで、そこからはフラフラせず、この道一筋で進んでくれればいいかな、と思っています。そうすれば、ひとかどの者に大成するんじゃないでしょうか。

私もだいぶん人生の方向性が見えてきたような気もしております。

孔子の曰われた「四十にして惑わず」より、だいぶんペースが遅いですけど、こっからは邁進!ってかんじですね。

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