火鉢の使い方

昔々、おばあちゃんが生きていた頃、火鉢を使っておりました。

最近は火鉢といえば、金魚鉢になってたり、植木鉢になってたりで、その目的どおりに使われているものって見かけませんね。

しかし、我々が遊んでいる古民家の隠れ家には、火鉢がありまして、久しぶりに火鉢にあたってみました。

目次

火鉢の炭と灰

火鉢には炭と灰を入れて使います。隠れ家ではしょっちゅうBBQをしていますので、炭はたくさんあります。しかし、炭だけを火鉢に詰め込むと、熱くなりすぎるので、断熱材の役割として木炭灰を入れておきます。

灰が入っていれば、火鉢の下の方は熱くなりませんので、持ち運びができます。

写真の炭は、BBQ用ですが、備長炭が長持ちしていいそうですね。ホームセンターで売っているような安物の炭は、あっという間に燃え尽きたり、火の粉がバチバチ飛び散ったりして危ないです。

炭を転がすのは、火箸を使います。

暖を取るだけのためなら必要ありませんが、鍋やヤカンを火にかけるなら五徳を灰の中に埋め込みます。

着火させた炭を火鉢に入れ、火力の調整は木炭灰をかけたり埋め込んだり、縦においたり横に置いたりして加減します。

火を消す時は灰をかけてゆっくり消すか、炭を取り出して、火消し壺やダッチオーブンにいれて密閉すると良いようです。炭に水をぶっかけて消火すると、すぐには再利用しにくくなります。

火鉢は昔の道具?

昔の道具と思われている火鉢ですけど、いまでも通販などで販売されておりますね。骨董品のように思ってましたが、意外と安くて、数千円で買えます。

床に穴を開ける囲炉裏は、そう気軽に作れませんが、火鉢はわりと気軽に楽しめることでしょう。炭火は煙も出ませんので部屋の中が煙ったりしません。

火鉢は、けっこう暖かいです。

丸まって火にあたっていると、昭和のおばあちゃんの気分が味わえます。猫がいればもっと雰囲気がありますね。

昭和の昔の日本家屋は風がスカスカと通り抜けていたでしょうが、現代の密閉された建築物の中では、一酸化炭素中毒の心配がありますので、1時間に2,3回は窓を開けて換気をする必要があります。

火事にならないように、放ったらかしにはしないようにしましょう。

 

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