陳式刀を習いだして、練習用にいろいろな木刀を使っております。
今は、先生のおすすめにより、剣道用の中刀におちつきましたが、それまで色々試してきました。
柳葉刀の形をした、メイドインチャイナの安物は、耐久性が低すぎてダメ。国産の柳葉刀は、しっかりしていますが、重すぎてバランスがいまいち。
中刀が一番振りやすいですが、本来の陳式刀は柄が逆反りになっているということで、その点、若干不満が残ります。
じゃあ、作ってみようと思いまして、ちょうど、びわの枯れ枝を伐採したのがありましたので、ナタと紙やすりで、刀の形にしてみました。
下から2本目のが、自作の陳式刀です。練習に使いながら、重さ調整をしていくつもり。
我ながらなかなかクオリティが高いように思いますが、変なところに節穴があったりして、売り物にはなりませんなあ。
木刀の作り方
習ったり勉強したわけではなくて、まるきり自己流ですが、こんなふうにして作りました。
まず、びわの木を切りまして、
ナタで、大雑把に削ります。
真ん中に線を入れました。
刃と峰になる部分に、鉛筆で線を入れました。
だいぶん、形が整ってきました。
あとは、ひたすらサンドペーパーで研ぎます。
200番とか400番くらいがおすすめ。
拾った桜の枝でも作ってみました。今度は、テープで峰の部分となる直線部分の目印にしました。
かなり歪でしたけど、削っていくと、木刀っぽくなりました。
桜は軽すぎました。びわの木刀は、割れてきました。加工する前に、2年ほど乾燥させないといけないみたいです。
気づけば、我が家は木刀だらけ。
子供の玩具用に、買ったり作ってあげたりしたものもあります。
子供は女の子ですが、鬼滅の刃が大好きで、日輪刀を所望しております。
日輪刀は作っておりませんが、一番上の写真の、下の4本は私の自作で、陳式刀のほかのは、娘にあげたものです。
赤い鞘のは、奈良公園のお土産屋さんで買いました。
私は子供の頃から、けっこう木工細工が好きで、夏休みの工作で木彫りの怪獣を作っていったら、市販品を持ってきたと間違われて、先生に怒られたこともあります。
水車小屋のオルゴールを作る授業では、ログハウス風に相当、細かく作りました。今でも実家に飾っています。
その道には進みませんでしたが、考えてみれば、戦前の我が家の家業が、桶タル工場でした。その血を引いているのに違いない。
木を切ったり削ったりしていると、心が休まります。仏像づくりとか、やってみたらハマるかも。
うちには木刀の他に、手作りの棍もあるし、中学生の時に作ったヌンチャクもあるし、表演用のジュラルミンとか金属製の刀剣もありますので、武器庫があります。
物置部屋になっている部屋のドアに、娘が張り紙しておりました。友達が遊びに来たときに、入らないように…
どんなけ危ない家庭なんだと思われそう。
>>木剣手作り
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