太極拳をするときは鼻呼吸を心がけておりまして、というか既に四六時中鼻呼吸になっているのですが、鼻呼吸では間に合わないという現象が発生してまいりました。
発力して打つ時なのです。
新架式をみっちり練習するようになり、どんどん内功が高まってきております。
これまでは、発勁して打つときも、「フンッ」というかんじで、口から息を出すまでもなかったのですが、爆発するような呼吸になってくると、鼻だけでは息が抜けきらず、耳にパーンと来るようになりました。
このままやってたら、鼓膜破れる!少なくとも中耳炎! と危機感が出てまいりまして、ちょっと口元を緩めて、口からも排気を逃がすようにしてみました。
すると、「プシュプハッププッッ!!」というような発声になったのです。
ヨダレがだいぶ飛んだと思います。
この発声、安田先生の「プシュワワワッッ!!」という奇声に似てきたように思います。
なるほど、先生、わざと変な声を出していたのではなかったのだなあ。(アタリマエだ)
これが発力時の自然な発声なのでした。
先日、新架式は「雷声」であると習ったところでして、なるほど、そういうことかあーと、さっそく体感できました。
思い返せばこれまでは、習ったことに体感で気づくまで、ずいぶんタイムラグがありまして、1年後とか2年後ということもザラでしたが、この頃気づきが早いです。習ったことを、帰ってから練習していたら、わりとすぐ、これだっ!という気付きを得られるようになってきました。
理解力、体感力が高まってきています。いい感じです。
太極拳の全体像が感じられるようになったというか、太極の世界全体に、ヒタヒタと浸み込んでいっているような感覚があります。
また一歩、達人に近づいた!
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