太極拳の一人練習の効果

自治会の太極拳教室の次回開催日、私に用事ができまして、途中で抜けざるを得なくなりました。

生徒さんに、私が抜けた後は、自主練習でよろしく!と伝えました。

すると、「その日は、ほかにもお休みの人がいるし、じゃあ、休会ということで…」と希望されたのですが、「いやっ、途中まではいますから、そのあと自主練! 一人で練習することで気づくことも多いですよ」と答えました。

口から出まかせに出てきた言葉ですが、孤独な練習で気づくことは、確かに多いです。

太極拳は、みんなで楽しく和気あいあいも良いのですが、たまには深く自分の内面に向かいあう必要があります。

教わったことは、一人練習でこそ、脳みそと体にしみこむものですし、疑問や新発見が湧いてくるのも孤独に練習しているときです。

勁の感覚は、先生の動きを見て追いかけているうちは、とうていわかるものではないです。

たまには一人練習というより、常日頃は孤独に練習し、ときどき先生に教わったり、みんなで和気あいあいと楽しむくらいのペースの方が、上達が早いんじゃないかとさえ思えます。

あちこちの教室を掛け持ちで通うけど、練習は教室でだけという太極拳歴ばかり長いおじさんおばさんに、上手な人を見たことがありません。

極端に言えば、習うのは一人の先生から、月一回に2時間程度だけ、でも一人練習は、年間365日毎日2時間という人の方が、きっと大成すると思います。

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