夏休み、小学一年生の娘と、まったくの初心者の妻を連れて、カヌーに乗ってきました。
正確にはカヤックです。
目次
カヌーとカヤックの違い
カヤックというのは、一人乗りか二人乗りの細長い小舟です。パドルという、両側にブレードのついた櫂を漕いで進みます。
カヌーというのは、カヤックを含む、座って漕いで進む船という大きなカテゴリーになるようですが、本来はカナダ辺りのインディアンが水上移動するために発達したものらしいです。パドルには片側だけにブレードがあります。
それにたいして、カヤックは、エスキモー発祥なのだとか。狩猟用だそうです。
私自身はここ数年、夏に、沖縄あたりの島に遊びに行く時、アウトドアの師匠にカヤックの漕ぎ方を教えてもらっておりますので、まあまあ乗れます。(とはいっても通算、3回か4回ほど乗っただけですのでまだ初心者みたいなものですが)
一人乗りヨットなら、昔、特訓を受けたことがあって、インストラクター資格までもらったのですけど、ヨットは小学1年生にはまだ無理だなと思ってます。風の動きに帆の角度を合わせるって、理解し難いと思いますし。
しかし、漕いだら進むというカヤックなら、感覚もつかみやすいだろうし、いけるんじゃないかなーと思っておりました。
というわけで、娘が小学生になった夏休みのこの機会に、カヤック遊びに行ったわけであります。
関西で子供がカヌー(カヤック)体験できるスポット
波のある海より、波のない湖が簡単でよかろうと思い、琵琶湖のツアーに申し込みました。
琵琶湖だけでも、何箇所もツアーはあるようですが、体験時間、料金、自宅からの距離を考慮して、検索して見つけたのがこちら。白髭神社の鳥居をカヤックでくぐってみようというツアーです。
琵琶湖カヌー 白髭神社の湖中鳥居くぐり
白ひげ浜水泳キャンプ場にある、GOODTIMES白ひげ浜店の主催です。気のいい兄ちゃんのガイドさん二人にお世話になりました。
>>【びわ湖カヌー】白髭神社・湖中鳥居くぐり(120分コース)(大人4,500円です)
上記のリンクは、アクティビティジャパンというアウトドアのレジャーの申し込みサイトになります。ウェブで申し込みが完了します。
私は、ちょっと不安だったので、前日に「集合時間前にいったほうが良いですか?」なんて聞くふりをして、本当に予約できているか確認しましたが、ちゃんと予約できてました。
ちなみに、開始時間までに、ちゃんと着替えを済ませてから集まりましょう。遅れると、他の参加グループにも迷惑をかけます。
カヤックは海より湖が簡単
上記サイトには、他にも淡路島、南紀白浜、和歌の浦、山陰の鬼ヶ島伝説の洞窟、淀川、木津川、おおたき龍神湖、瀬戸内海無人島ツアーなどなど楽しそうなコースがたくさん載っております。
でも、海や川はやっぱりたいへんだと思うのです。
前に、種子島でのカヤック遊びに参加させてもらいましたが、河口から波を乗り超えて海に出て、また川に戻ってさかのぼるって、結構ハードでした。子供だときっと流されてしまいます。
私がヨット修行をしたのが琵琶湖なので、琵琶湖は結構馴染みがあります。琵琶湖って、風の方向が一定しなくてヨットにとっては難しい面があるらしいのですけど、波はだいたいいつも穏やかでした。
モーターボートでも走ってこなければ、ほとんど波はないです。海みたいに、水面が目線の上まで盛り上がって来るなんてことは琵琶湖では経験したことがありません。
風力を使うのではない、自分の力で漕いで進むカヤックには、湖は優しいだろうと思ったわけです。
琵琶湖BSC カヤック 70分体験(初心者・未経験者対象)
私が通っていた琵琶湖のヨット教室でもカヤック体験はあり、知っている先生もいるしいいなと思ったのですが、夏休みは、団体の合宿を受け入れているらしく、個人での申し込みができませんでした。
ちなみにこちら>>BSC・琵琶湖ウォータースポーツセンター
こちらは春にはカヤックでお花見ツアーなんかもやっています。
ここのヨット教室に通っている時、どうしても風がなくて、ヒマなことがありまして、その時ちょっとカヤックで遊んだのが、私のカヤック初体験です。
びわ湖バレイのすぐ近くです。宿泊施設もあります。
カヤックに乗る時にふさわしい服装は?
事前の案内では、Tシャツに海パンなど、濡れてもいい服装で、ということでしたが、日頃、日焼けしていない我が一家、日焼け対策のため、帽子にラッシュガードに手袋にと、万全のUV対策で臨みました。靴もマリンシューズです。
ガイドさんからも「完璧!」とお褒めいただいた次第です。
着替えは、浜に無料の男女別のきれいな更衣室があるので安心です。シャワーも水だけなら無料です。
個室の温水シャワーは有料でしたので、使いませんでした。
カヤック体験初心者向けコースは楽勝でした
ガイドさんは2名。参加家族は二組でした。120分コースの最初15分ほどは岸辺でのレクチャー。実際に乗る前に、乗り方や漕ぎ方を教えてもらいます。
小学生たちは、二人乗りの艇の前に乗るんで、パドルをぐるぐる回すフリをしとけば良いようなかんじです。
白ひげ浜水泳キャンプ場から出発して、湖面に突き出た鳥居のところまで、800mほど。岸伝いに漕いでいきます。
行きはやや流れに逆らい、帰りは流れに乗ってラクラク帰ってくるということでありました。琵琶湖でも、水の流れってあるのだなと感心。
全く初心者の妻は、グルグル回って、さっぱり進まないもんで、パパさん、引っ張ってあげてということで、ロープで牽引いたしました。
波も風もないんで、牽引も楽勝です。
30分ほどで神社の鳥居の所まで来て、鳥居の下をくぐったり記念撮影をしたりしました。
白髭神社って、湖の水中に鳥居がおります。広島の安芸の宮島みたいなかんじです。観光客からもカメラを向けられるので、ちょっと恥ずかしいです。
浜辺でちょっと休憩。泳いだり、小魚をすくい上げたりしてのんびり遊べました。この魚、きのうの旅館の料理に出てきたやつやなあ-なんて。
帰りは「キッズチャレンジ!」ということで、子供は船の上に立ちます。で、でっかい水鉄砲を貸してもらえて、ビュービューと放水して遊ばせてもらえました。
うちの子は大喜びで、海上保安官だか、海賊にでもなったようでありました。
これ、海でやったら、たちまち落っこちると思うのですけど、琵琶湖だと全然大丈夫ですね。もちろん落っこちても大丈夫なようにライフジャケットは着用しております。(貸してくれます)
行きは、まっすぐ進んできましたが、帰りは戦闘をしながらなので、ぐるぐる回ったりして愉快に帰還した次第です。
ちなみに一度も転覆はしませんでした。
まとめ
琵琶湖でのカヤック初体験、とっても楽しめました。
でもまあ、ちびっ子のいるファミリー向けですね。経験者の大人だと、物足りなく思うかもしれません。
来年は、海のコースか、琵琶湖ならヨットか、また一段上の体験をさせてみたいと思います。
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