一流の指導者

うちの娘は小学校で合唱部に入っています。夏休みも毎日、熱心に練習しています。

このたび、保護者への公開レッスンがありまして、見学に行ってきました。

外部から、先生をお招きしての、特別レッスンだそうです。

私は、合唱業界のことは全然知らないのですけど、その世界では有名らしい、樋本英一という先生が来られて、2時間、ご指導されました。

その指導を見せていただきまして、私は、感動しました。いやー、これが一流の指導者なんだなあーと。

まず、先生の姿勢がすごく正しく、丁寧です。

情熱的で、ユーモアがあり、子どもたちの気持ちに響くように語られます。

基本を思い出させ、本質を知らしめ、細部に気づかせます。

イメージを膨らませ、視点を切り替えさせます。

レッスン中、子どもたちはコロナ蔓延防止用のマスクをしておりましたが、「マスクから飛び出すようにー」と、マスクをトレーニング用具にされておりました。

そして、小さな変化を見逃さず、褒め称えられます。

哲学を持って、教えられているように思いました。

この短い時間で、子どもたちが見違えるように変わりました。

指導内容については、私の専門外ですので何も言えませんが、指導のあり方が、実に勉強になりました。

私も、太極拳を教える時に、このようにあろうと心がけていることなんですけど、素晴らしいお手本だったなあと思うのです。

もちろん、安田先生など一流の指導者に日頃、触れてはおりますが、自分の学んでいるジャンルだと、指導内容の方ばかりに意識が行って、指導そのもののあり方を気にすることはなかったですね。

全然畑違いのジャンルだったからこそ、見えるものってあると思います。

合唱のレッスン見学かあ~と、それほど乗り気で行ったわけではなかったですけど、いやいや、目の覚める思いでありました。行って良かったです。

 

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