大刀修行

とことん大刀に付き合おうと思いまして、夜な夜な公園で振っています。

犬の散歩にやってきた人は、入り口のところでササッと向きを変えて入ってきません。

猫は寄ってきますけど。

全舞花でグルグルと、ランナーズハイになるくらいまで振っていると、すごく動作がコンパクトになります。

大刀の中心がほとんどぶれず、刃先は最小半径の円を描きます。

足運びもコンパクトになり、八卦歩みたいになってきます。

手は全然疲れなくなり、お腹にズッシリきます。

刃先を木の葉っぱに当てようと思えば、けっこう思うところに当てられるようになってきました。

これは、刃先が自動的に理想的な角度を向くように重量バランスを調整している木刀だからできることであって、市販の、バランスの悪いジュラルミン大刀では不可能かと思います。

これまで、大刀は鍛練用であって、実用的な武具ではなかろうと思ってましたが、案外と戦えるんじゃないかなあと思えてきました。

私の自作木製大刀は3キロもないですが、実用にはちょうどいい重さじゃなかろうか?

重さよりバランスです。

大刀の間合いは案外と遠くないような気がしてきました。

パンチの届く範囲を斬っているかんじですね。

でっかい刀で、遠くの敵をバッサバッサと斬り散らかすのではなくて、直径180センチの球体で自分を取り囲んで守っているかんじ?

とことんつきあってみると、印象は変わってくるものです。

大刀での戦い方は、まだよくわかりませんが、なんか掴みかけているような気もします。

大刀と自分が一心同体となるくらいまで、つきあってみようと思います。

布団に入れて一緒に寝ようとまでは思いませんが…。

それはやっぱり固い木の棒より、ぽにょぽにょした妻の方が良いですね!

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