套路の意味

浮き上がった混元が丹田に落ちる感覚を得てから、套路も変わってきました。

丹田に収まるタイミングに動作を合わせると、震脚にしても発勁にしても、力強さが当社比1.8倍くらいになりました。

ブブブブブッと、体が一瞬で、ものすごく震えます。

とぐろに巻いている消防隊のホースに、水が一気に充填されて、ホースが一瞬でパーンと跳ね上がって、ノズルの先から、パシューッと放水されて、うっかり触れようもんなら、10メートルほど吹っ飛ばされるかんじ? (消防隊のホースで放水をしたことはないので、しらんけど。)

打つ感じと、落ちて地球に受け止められる感じが、一体となりました。

特に二路には、ぴょんぴょん跳ねて、カッコいいけどしっくりこない、何やってんのやろ? という動作があると思うんですが、これ、用法がどうたらという解釈じゃなくて、人体の仕組みと地球の法則が嚙み合う感覚がでてきました。

あああーっ、こういう意味だったのか!と閃くように理解できました。昔の人が、套路の用法解説なんかせんかったのは、こういうことやったのやなあ。

太極拳に対する概念は、いまだにどんどん変化しています。太極拳は単なる格闘技術じゃないです。表演の美しさを競う競技でもないです。それは全く違います。スポーツではないし、武術という枠組みにさえ収まらないと思います。

なんていったらいいんでしょうか。しいて言えば、カンフーかなあ。私は日々、カンフーの修行をしているってことですね。

また一歩、達人に近づいた!

しかし、内功が高まるにつれて、口の中の真空度合い、吸引力が強くなって、頬っぺたの内側がいつも切れているのは、ちょっと辛いです。これは過渡期だからなのかなあ??

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