私の主催する自治会協賛の公園太極拳教室のメンバーが増えました!
最近マンションに引っ越してこられたという85歳のおばあちゃんと、もうちょっと若いかもしれませんが、似たようなかんじのおじいちゃんです。
おばあちゃんはスポーツをやっていたのか、わりと体が柔らかく動きますが、おじいちゃんの方は、だいぶどんくさいかんじ。
二人とも、太極拳経験はゼロ。
無理なく楽しくやっていきたいと思います。
ところで、古株の人で熱心だけどなかなか上達しない人がいます。バドミントンとか合唱とかもされているんですが、なんか体が浮いているのです。ラジオ体操をしても浮いてる。
どっしり感、沈む感じがないのです。
しょっちゅう「もっと沈めてー」と指摘するんですが、沈めてーというと、膝をまげて低い姿勢になろうとされます。
「それ、違います。膝は棒立ちで良いです! 頭は上に残して、息は抜いて、お腹が沈む!」
自分で言いながら、わけわからんなー、と思います。この感覚を言葉にするのは難しい!
「太極拳から学ぶ会」というブログの、昨日の記事(令和5年10月4日)に、そのことが書かれていました。
「<気を下ろす>と思ってやっていたものは、<横隔膜を下ろす>ということ」
なるほど!
しかし、うちでは気がどうのこうのという指導はしませんし、横隔膜って、イメージしずらいなあ。見たことないし。
「お腹を沈める」ということと同意なのかもしれませんね。
もっと練習をして、沈む感じをつかんでもらうしかないかなあと思いますが、週一2時間では難しいですね。
それより、膝を曲げようとするのは問題です。
これ、私の見本の影響もあると思います。歩幅を広くとると、とうぜん膝は曲がって、低い姿勢になります。
それを見て、「あ、先生は膝曲げてる」と思って、マネをするのですね。
しかし、無理して、必要もないのに膝を曲げると、グラグラして、ふんばって、重心は浮きあがります。膝にも負担がかかるでしょう。
実は私も長い間、低い姿勢になるには膝を曲げればよいと誤解していました。
今はそんな思い違いも解消されてます。
歩幅を稼ごうとしたら姿勢は低くなり、その結果、膝は弧を描く、というイメージに変わりました。
だから、普通に四正推手をするときなんかは、ほぼ棒立ちです。
よそで推手をしていても、膝を曲げようとする太極拳の人は、案外多いです。
「片足で立つとき、膝は曲げまへんやろ~。片足立ちのつもりでやってくださいな」と、他の人にも良く言っております。
うちの教室の古株の人の悪癖は、おそらく原因は私にありますので、責任をもって修正をしないといけませんねー。難儀なことや。
新入りの人には、はじめっから、「足は棒立ちでいいよ!」という指導をしていこうと思います。
コメント