写真撮影の体術

友人の経営する保育園で、運動会の写真撮影を担当させてもらいました。以前から、ちょいちょいカメラマンをさせてもらっていましたが、ちょっと久しぶりです。

私はプロのカメラマンじゃないし、撮りっぱなしで編集もできませんが、まあまあ良い写真を撮るよなあと、自画自賛しております。

うちの子の小学校の運動会では、プロカメラマンがチームを組んで撮影に当たっておりますが、できた写真は、なんか普通。

私の方が上手だ、なんて思ってしまっております。

子どもたちの一生懸命な表情や、親子が抱き合っているほほえましい姿などがきれいに映っていると、我ながら、ええがな!とニンマリします。

障害のある子どもが一生懸命競技に臨んでいるのを撮っている時は、涙が出そうになります。

最近は私も忙しくてあまりいけてないのですが、チャイルドサポーターとして、保母さんの代わりに園に入ることもあったりして、良く知っている子だと、余計に感情移入してしまいます。

(今回は久しぶりだったので、知っている子が卒業生来賓になってました。)

例年は、私一人が写真係なんですが、今回は、ビデオ撮影の業者さんが二人で来られていました。本格的な機材で、ううっ、完全に負けてる!

邪魔にならんようにしますので、よろしくお願いいたします。と挨拶しときました。

撮影されたビデオは見てませんが、たぶん編集されて感動的な作品に仕上がるのだろうと思いますが、勝っていると思ったのは、撮影するときのカメラの低さです。

私は子供の身長に合わせて、カメラを構える高さを変えるんですけど、ちっこい子供だと、ほぼ地べたスレスレまで沈みます。そうしないと、表情が撮れませんし。

ビデオ撮影は、そこまでは低くなれていませんでしたので、勝った! と思った次第。勝負しているわけじゃありませんけど。

私は、基本的にモニターではなく、ファインダーで見ます。じゃないと、ピントや、シャッターを押すタイミングがうまく合わないような気がするのです。水平もズレやすいし。

ファインダーから覗くと、目線は普通に座っているより低い位置になります。

射撃で言うところの「膝射」(ニーリングポジション)ですね。望遠レンズを構えていますので、スナイパーみたい。

ほんとは寝そべって「伏射」(プローンポジション)の姿勢になりたいところですが、父兄の皆様に怪しいおじさんだと思われてもいけませんし…。

その姿勢で、あっちいってこっちいって、あっちむいてこっちむいて、せわしく撮ります。1000ショットくらい撮影したんじゃないかと思います。午前中だけでしたけど、カメラを支える左手が、くたびれました。

この姿勢を長時間キープできるのは、日頃の太極拳修業のおかげだと思っております。鍛えていないと、足腰がガクガクしますね。たぶん。写真撮影も、太極拳の修行になりますよ。

写真選びとか編集といった大変な作業は、友人である理事長にお任せで申し訳ないなあと思いますけど、いい写真が撮れていて、喜んでもらえたら嬉しいです。

ちなみに、私の愛機はフジフイルムのX-Pro2、サブカメラは理事長からお借りした同じくフジフイルムX-T20でした。

オート露出だと、明暗差の激しい体育館の中では明るさが不安定なので、マニュアルモードで撮影しています。

子供の動くスピードに合わせて、シャッタースピードも変えたいし、被写体深度はあまりシビアにしたくないので、レンズは絞り気味、ISO感度も変えやすいフジフイルムのカメラが使いやすくて好きです。

置きピンを多用するし、補助光はオフにしていますので、ピント合わせもオートとマニュアルを併用しています。動きを追いかけて自動でピントを合わせる機能もついてますが、これはあんまり信用していなくて、私は使うことはありません。

車もカメラも、マニュアル操作が好きなのです。

コメント

  1. しげき より:

    そのせつはありがとうございました。 写真選別頑張ります。!

    • パパだよ より:

      ありがとうございました!

      神ショットが多くて、選別が大変だと思いますが、よろしくお願いいたします!