聖徳太子の筆跡

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お出かけの途中で天王寺を通ったので、天王寺公園内にある大阪市立美術館で開催されている「聖徳太子 日出処の天子 千四百年御聖忌記念特別展」を見学してきました。

聖徳太子って、知っているようで、あんまり詳しいこと知りませんでしたね。

昔の一万円札はまだ記憶に残っておりましたけど、あら、こんなにデカかったっけ?とびっくり。

あの、お髭の肖像画の印象が強いですが、子供時代のお顔から、ひげのないお顔とか、山岸凉子先生のマンガの日出処の天子とか、東北の天王寺に残っている像とか、みんなお顔が違っていて、本当はどうだったんでしょう?

私が一番面白く思ったのが、聖徳太子が書いた?という巻物です。

「四天王寺縁起」という、四天王寺を建立したときの記録文書みたいなもので、国宝だそうです。

金ピカに装飾されて立派な巻物なんですが、なんか、字が下手なんです。

他に展示してある、江戸時代の写本とか、なんとかかんとかとかとか、書道展で見るような達筆が多いのですけど、この金ピカの巻物は、なんだか、中学生が筆ペンで、一生懸命写経した、みたいな雰囲気がありまして、とても親しみを覚えました。

なんだか、昔の文字にしては読みやすいし、私の書く筆文字にも似ています。

これが聖徳太子の字って、ほんまかいな。

支那の皇帝に盾突き、日本の政治の基礎を作った昔々の超偉い人、というイメージが、なんだか変わって、良かったです。

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