戦没者慰霊 大仙公園の平和塔

子育て

日曜日に堺市の太極拳愛好家が集う大仙公園には、大東亜戦争での戦没者を慰霊するのための塔があります。

平和塔と呼ばれています。その前には礼拝堂があります。

私は子供のころ、未来少年コナンにでてくる三角塔みたいに、人工衛星から太陽エネルギーをチャージするための設備だと思ってました。

戦没者慰霊施設だと知ったのは、だいぶん大きくなってからです。お恥ずかしい。

礼拝堂の内側には、戦没者のお名前がずらーっと掲示されており、ルソン島で戦死した私の祖父の名前もあります。8300人のお名前が刻まれているそうです。

礼拝堂の外側には軒がありまして、雨の日は軒下で推手をやってたりしますが、晴れの日も、練習前には必ず礼拝堂の前に行って、二礼二拍手一礼で拝んでおります。余裕があれば、お向かいの仁徳天皇陵の参拝所にも、お参りしております。

御陵の参拝は二礼二拍手一礼で良いと竹田恒泰先生が言っておられましたが、戦没者慰霊も同じお作法で良いのかなあ?

軍人でもない私が敬礼も変だし。

軍パンとタクティカルブーツを愛用している丸坊主の私が敬礼までしたら、あまりにはまりすぎて周りの人がビビるような気もします。

先日、礼拝堂の前で、若いお母さんと小さい女の子が二人遊んでいました。

私が参拝しているのを見て、「おはかなの? だれかしんだの?」とお母さんに聞いていました。

お母様もご存じなさそうだったので「戦没者慰霊なんですよ」と教えてあげました。

女の子が「だれのおはかなの?」と聞くので、「おっちゃんのおじいちゃんとか、いっぱいの人を祀ってるねんでー。ぐるっと回ってみたら、いっぱい名前が書いてあるよ」といえば、「ふーん、としいってしんだんだねー」と言ってました。

いや、ちゃうねん、歳とる前に死んだんや、と教えてあげたかったのですが、難しい話になるので、「拝んであげてねー」とだけお願いしときました。

私の子供のころも、戦没者と聞いてもピンときませんでしたが、この先どうなることやら。

ウクライナに続いてイスラエルでも戦争が勃発し、ますます拡大していけば、我が国も参戦ということになりかねません。戦没者の名簿が増えないように祈りたいと思います。

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