お年玉で考える経済

小学生3年生の娘が、お年玉で、インラインスケートを買いました。自分のお金で買った! とご満悦で、遊んでいます。

「でもねえ、お年玉はもらったお金だから、堂々と自分のお金と言っていいものかどうか? 新聞配達とか靴磨きとか、働いて稼いだお金じゃないと。」

と、私が諭しましたら、

「それだって、もらうお金やん! 自分のお金とは言えないのでは?」

と、返されました。

「おおっ! いいところに気がついたねえ! お金は天下の回りもの。この世に自分のものなんて、なにひとつないのだよ。」という経済と道徳の勉強になりました。

自分の体さえも、神様からの借り物、世の中の役に立つために、レンタルさせてくれているのだよ、というような話も、たまにしております。

甥っ子たちへのお年玉は、大学生には、いつもどおり現金をポチ袋に入れましたが、今年就職した子には、もうあげないことにしました。

でも、なんにもないのも可愛そうなので、ポチ袋に、教訓を書いて入れておきました。

「ある時も、ない時も、いつもニコニコ」

これ、倫理法人会でもらったカレンダーに書いてあった言葉です。

ポチ袋に現金が入ってなくても、ショックを受けずに、ニコニコしておきなさいよ、という言い訳じゃありません。

この先、羽振りのいい時も、苦しいときもあろうけれど、いつもニコニコしておきなさいよ、という教訓です。

きっと、現金より、役立ちます。

その甥っ子は、ウチの娘にお年玉をくれてました。うむ、なかなか見どころがあります。

コメント