太極拳と脱皮の感覚

これもまた錯覚でありましょうが、太極拳をしていると、脱皮しているような感覚を感じるようになってきました。

といっても、成長した! 一皮むけた! という比喩的表現ではなくて、套路を通している間、始終、体中から薄皮が、スルスルと、抜けていっているような感覚なのです。

セミがひと晩かけて、よっこいしょよっこいしょ、と殻を脱いでいるようなのではありません。極薄のなめらかな長手袋が、動くたびに、スルンスルンと 脱げていっているような感じ?

厚さでいえば、シャボン玉くらいでしょうか?

(今、調べたら、シャボン玉の厚さって、1/1000ミリくらいだそうです。どうやって測ったのか知りませんけど。)

いや、もっと薄いですね。液体じゃなくて、気体に近い感覚です。

この感覚は、丹田がうまく働いている感覚があるときに、同時に発生している感じがします。

うーむ。新陳代謝が活発化しているのだろうか?

古い細胞が離れていって、体内で次々、新鮮な細胞が生まれてくるようなイメージもあります。

更に進化していったら、鬼舞辻無惨みたいに体がちょん切られても再生するとか?

それはないにしても、たしかに、ここしばらく、体が変化している感覚がありますね。変わり目の今だけ感じる感覚なのかもしれません。すっかり次のステージに移行すれば、これが普通の感覚になるのだろうと思います。

太極拳の先達たちは、このような感覚を体験されてきたのかなあ、と聞いてみたいような気もしますが、それは錯覚! と一刀両断されるのも嫌なので、聞かないことにします。

コメント