擒拿の練習とLGBT法案

推手道場の生徒さんがどんどん増えております。

女性が多いですが、男性も増えています。

今年入った若くて元気な男性相手に、教えるふりをして、いろいろと実験させてもらっています。

マイブームは擒拿です。

この男性は、活きが良くて積極的。推手をしていてもすぐに腕などをつかんでくるので、擒拿の実験にもってこいです。

金絲纏腕(少林寺拳法の切小手)や湘子挎蘭(少林寺拳法の十字小手)、鎖肘(アームロック)など、バシバシ極まって愉快です。

私はもともと少林寺拳法の修行歴が長いので、関節技には慣れているのです。ただ、他武術の技術をひけらかして得意がるのはバカみたいだと思ってましたので、太極拳を学ぶ場では一切封印しておりました。

しかしこのところ、擒拿を研究するようになり、技術的には少林寺拳法とそんなに変わらない、というかもっとバリエーションも多いし、自由だ!と気づきまして、もう少林寺拳法の柔法だとか中国武術の擒拿だとか区別することもないわい、と思うようになりました。

関節技を学ぶ前に、まずは推手がわかっていないといけませんが、私はそのあたりもおおむね進学合格ラインであろうと、自分で判定しました。

(推手が全然わかっていないのに関節技に進むのは、力づくで強引になりますので非推奨です。)

LGBT法案も可決して、今後、変態が女子を襲う機会が増えるでしょうから、護身術として妻と娘にも擒拿技法を身につけさせたいと思っております。

少林寺拳法のカリキュラムでは、「こっちの手でこっちの手首をこの方向に掴まれたらナントカ小手で投げて固めてとどめの蹴り」みたいな練習でしたが、そういう流れが決まりきった練習方法では、演武はできても、応用が利きにくいと思っております。

自由に推手ができるところから、揉みあいになっても、いつの間にか関節を極めているという太極拳の練習方法の方が、現場の護身術として用いやすいでしょう。

完全に極めなくても、相手の体勢をちょこっと崩すことができれば、状況は変化させられます。

仰け反らせたり転ばせたりして、浴槽や便器に頭をゴンと打ち付けてやれば、逃げる余裕ができます。

さらに喉や目の攻め方とか、金的の当て方とか、左脳向きの知識じゃなくて、考える前に体が自然にに動くよう、じわじわと細胞に浸透するように教え込んでいきたいと思います。(結局は套路ですが)

技の名前なんか憶えなくっていいので、自分で自分を守れる女子になってもらいたいです。

ちなみに、擒拿に関する知識は、佐藤金兵衛著「正伝実戦擒拿術」という本で勉強しています。この手の本ってあんまりないんですね。プレミアム価格の中古本で、めっちゃ高かったですけど、研究費として経費計上することとします。

>>正伝実戦擒拿術|佐藤金兵衛

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