推手道場の新入りさん

推手道場がこの頃盛況で、メンバーが増えて人口密度が高まっています。

たいして広くないので、せせこましくなってきました。

突然のブーム、なんでかなあ?

道場のメンバーは、おそらく日本の太極拳業界の最古参の先生から、まったくの初心者まで、バラバラ。

年齢層は、この前まで私が最年少でしたが、年下が二人増えました。

道場の練習内容は、決まったカリキュラムがあるわけでもなく、適当に相手と組んで、適当に練習してます。

決まっているのは、ハーフタイムにコーヒーブレイクがあるということだけ。

私は、最古参N先生と遊んでいることが多いですが、新入りさんに教えてあげることも増えてきました。

サンドバッグと戯れたり、バランスボールに乗ってみたり、2メートルの鉄パイプを振り回してみたりもしていますが、混みあってくると危ないので、鉄パイプを振り回す機会は減ってきました。

先日は、お休みの人が多くて、道場スペースに余裕がありました。

で、新人の年下男性R氏と、練習しておりました。

R氏は太極拳ベテランで自分の教室も持っておられるそうですが、推手は初心者です。推手、面白い!と毎回喜んでくれています。

好奇心旺盛な元気のいい男性なので、少々手荒にしてもよかろうと思いまして、他武術との集まりの時のノリで、四正推手のルールにとらわれず、どんどん投げてあげました。場所にも余裕があるし。

年配のオバサマ相手には、なかなかこういう練習はできません。転倒させそうで怖いです。ソフトな練習しかできませんね。

ベテラン最古参には、だいたい私の方が投げられておりますので、逆の立場になれるチャンス!

投げっぱなしではなくて、今のはどういうメカニズムでそうなった等と毎度解説しています。

套路の形でいえば、これですよ、とか。

R氏は呑み込みが良く、体もよく動きますので、上達が早いです。

なにより、素直に楽しんでくれます。デモデモ女史とはえらい違いだ。

血気盛んな男の子でありますので(といってもオッサンですが)負けん気が出て、力技で攻めてこられることもありますが、そんな時こそ太極拳の発勁炸裂で、景気よく飛んで行ってくれます。私も実に面白い。

そこらへんの太極拳教室では、こういう練習はしていないと思いますので、なかなか希少価値がありますね。

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