仁徳天皇陵上空を飛ぶ気球

不法侵入で撃墜されて、すっかりイメージの悪くなった気球でありますが、わが街堺市でも、観光気球が飛ぶそうです。

堺の気球は、だいぶ前から計画されていて、すでに大仙公園内に発着場はできていたのですが、コロナでイギリス人の気球技師が来れないとかで、実施が延び延びになっていたのでした。

いよいよ令和5年5月より、飛行するそうです。

大仙公園には、ずいぶん前から、おおむね毎週、太極拳の練習に行っております。

幼少時、公園の整備前から、自転車で駆け巡っていた親しみのある公園です。

公園内の戦没者慰霊施設には、私の祖父が祀られております。慰霊塔(通称平和の塔)と、向かいにある仁徳天皇陵には、通りかかるたびに、参拝して二例二拍手一礼しております。

公園内に図書館と博物館があり、日本庭園や茶室もあり、自転車博物館は移転してしまいましたが、自転車のロードレースが毎年開催されます。(コロナ期間中は中止だった)

桜の名所でもあります。

最近は、広場にバーベキュー施設もできて、賑わってきました。あれ、邪魔やなーとか思っておりますが、家族連れで楽しめるのは良いことですね。そこらで勝手に焚火をされるより、管理エリアでバーベキューをやってくれた方が良いとは思います。

さて、マラソンや自転車レースで、仁徳陵の周りをグルグル回るのはいいのですが、気球はどうなんかなあーという気はします。

私も高いところは好きですが、気球はしばらく様子見ですね。

事故が2、3回でも起きて、改善されて、信用できるようになったら、試してみようかなと思います。(事故が起きたら閉鎖されるかもしれませんけど。)

しかし、大仙公園上空って、霊験あらたかな場所なんですよね。

天皇陵は古墳ですが、古代遺跡でなく、1500年続く現役の宗教施設です。隣には戦没者慰霊所もあります。

気球のトラブルで、慰霊塔に引っかかったり、古墳の上に落っこちたりしたら、民家の上に落ちるよりはいいかもしれませんが、不敬だと思います。

幼少時、天皇陵に忍び込んで山菜をとっていた身としては、偉そうに言えたものではありませんけど…。

気球が飛ぶようになれば、観光客が増えて、屋台やらお土産屋もできて、道は渋滞して、路上駐車が増えて、公園中がテントとレジャーシートでカラフルになり、そこらじゅうに空き缶やら、フランクフルトの芯やらが転がり、太極拳の集団は、隅っこに追いやられ、これまでの雰囲気とは変わっていくのであろうなあという気がします。

経済効果はあるでしょうけど、いいことなのか悪いことなのか、よくわかりません。

コメント

  1. 60代おやじ より:

    「背後に中共が居る」と以前から耳にしていましたが「さもありなん」と思っています。
    本当にそうであるなら、今後シナ観光客が、気球から神聖な御陵の上にゴミを落とし散らすのでしょう。無意識&意図的に。絶対に許せません!!

    • パパだよ より:

      堺市長が所属する大阪維新の会と、中国との関係は、いろいろと噂されておりますね。上海電力の件とか・・・

      気球計画にもそんな噂が??

      気球からゴミを撒くという発想はなかったですが、それは防衛策が必要ですね…