太極拳の慢練

慢練とは、怠慢で練習をサボることではなく、ゆっくり行う練習方法です。

老架式一路はだいたい15分くらいで通しておりますが、たまには30分くらい掛けてやります。

今回は、さらにもっとゆっくり、1時間近くかけて通してみました。

定式のところとか、途中のところでも、止まってゆらゆら揺れて呼吸を数回してみるというかんじで、ゆーっくりやります。

すると色々気づきますね。

纏絲の方向は、これであっているのか? 実はこっちじゃないかとか、この動作とこの動作の間には、この動作が隠れているのでは? とか、この動作は、あの動作に置き換えても違和感ないなとか、普通のスピードでやっていると気づかないことがありますね。

勁がうまく繋がっていないとかも、速くやったら気づけません。

虚実の変換も丁寧になるし、無理に捻ったりもしなくなります。

ゆっくり1回やる時間で、5回くらい通したほうが上達するような気がして、日頃はあんまりしないのですが、雨降りの公園で、じっとり濡れるのが気持ちよく、そんな感じでやってみたのでした。

色々気づきがあったので、時々は慢練もやってみようと思います。

あと、站樁功も最長30分くらいなので、これもやはり1時間以上にチャレンジしないといけないなーと思ってます。

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