屋形船のイメージは? といわれますと、私の場合、探偵漫画なのです。
私立探偵が密室殺人事件の容疑者を4人屋形船に集めて、謎解きのうんちくを語り、「犯人は、あなただ!」と指差したところ、犯人がぴょーんと川に飛び込んで逃走、対岸に待ち構えていた警察に捕まるというストーリー。(「ハロー張りネズミ」弘兼憲史)
(この漫画は、かなり面白いです。ただし、お子様向きではないです。)
目次
屋形船でお花見
屋形船と聞いて探偵を思い浮かべる人も少なかろうと思いますが、屋形船って、あまり身近に感じない人が多いんじゃないでしょうか。(探偵も)
なんだかお金持ちのお大尽の贅沢な遊びといいますか、芸者を侍らせて、いかがわしいことでもしているんじゃないか?という偏見を持つ人もおられるかと思います。
しかし、そんなことはなくて、屋形船は一般庶民が気軽に楽しめるレジャーです。平安時代は貴族の遊びだったそうですが、江戸時代には庶民にも広まってたとのこと。
要予約なので、思い立った時にすぐって訳にはいきませんが、前の晩から場所取りをしてBBQ道具一式とビールケースを運び込んで、後片付けに次の日までかかるお花見よりかは気軽です。
大阪の屋形船
お花見シーズンに、屋形船を団体で貸し切りをして楽しんだことがあります。
大阪は、八軒家浜船着場(京阪電車天満橋駅直結)から屋形船が出ており、大阪の三大橋をくぐって大阪城を見て、桜が延々とつづく桜ノ宮を船から見て楽しめます。船から見える対岸で花見をしたこともありましたので、不思議な感じでした。
お料理はひとり6,000円くらいから。お花見シーズンはちょっと高くなってまして、1万円くらいからです。(東京だとまた相場は違うかもしれません。)
BBQよりは高くつきますが、準備の苦労はいりません。電話で予約しておいて、船着き場で集合するだけです。
川の上なんでほとんど揺れませんし、船酔いの心配もないでしょう。(飲み過ぎで酔っ払うのは知ったことではありませんが。)
50人乗りの大きな屋形船でしたら、トイレもついてますし、のんびり楽しめます。
乗り合いの屋形船もあるようではありますが、グループでの貸し切りが基本的スタイルのようです。
ありきたりの居酒屋じゃない、ちょっと小粋な飲み会を企画したってことで、幹事さんの株も上がることでありましょう。
途中で誰かいなくなるってこともありませんが、途中参加は不可です。
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