大阪に住む者にとって、もっともおなじみの山といえば、金剛山じゃないでしょうか。
1000m級の山でありながら、ロープウェイ乗り場までクルマまで行けて、ロープウェイに乗ってしまえば、15分かそこらで、山頂まで徒歩30分というところまでいけます。
山頂はなだらかで、雪が降ってなければ、普通の運動靴とかウォーキングシューズで十分登れます。
山頂までの道のりには、レストランやら資料館やらアスレチックやらBBQ設備やら展望台やら、遊ぶところも充実しております。
紅葉も素敵なので、ハイキングにもピッタリ。
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金剛山の登山ルート
小学校では耐寒訓練ということで、金剛登山がありました。
キャラバンシューズにアイゼンを付けてそれなりの装備で隊列を組んでいくのですけど、地元のおっさんとかが、毎朝の体操代わりに、ゾウリ履きで登ったり降りたりするもんで、そんな人に追い抜かれると緊張感が削がれます。
正規の登山ルートを登れば、ロッククライミングみたいに手を使うようなところはないし、登山と言うには、楽々だと思います。
登頂何千回とかいう記録保持者もいるようです。走って1日に何往復もする猛者もいるのだとか。
金剛山でも遭難することはあります
楽な山だと書きましたが、なめとったら遭難します。
実は私、というか、私の母が、幼い私と弟を連れて遭難しかけました。金剛山を登っているつもりが隣の葛城山にいってしまったようで、えらい迷いました。
たぶんどこかで、ルートを外れたんでしょうね。幸いにも他の登山者に会いまして、道案内してもらいました。
金剛山が登りやすいというのは、登山道が整備され、管理されているからであって、ルートを外れれば、他の山と同じようにワイルドな自然の山です。
滑落も落石もありましょうし、毒蛇もおりましょう。実際に死人も出ております。
地図をよく見て道を外れないようにいたしましょう。
また山の気候は変わりやすいので、急な温度変化や雨への備えも必要です。日が暮れると真っ暗けになりますし、計画的に下山せねば危険です。
正規のルートに手を使うほどの急なところはありませんが、やはり足元はゴロゴロした石ころや、木の根っこはありますので、ふんずけて足をくじいたりしないように準備運動もして、靴も登山にふさわしいものを履きましょう。
そして、普段が運動不足の生活だと、息切れしたり筋肉痛になったりします。
私が40歳になった頃、会社の連中と金剛登山をしましたが、へたり込んで休憩ばっかりの奴もおりました。40歳といえば、壮年といわれる年代ですが、職場では座っているだけ、移動はクルマのアクセルを踏むだけ、腹は出るにまかせタバコはスパスパ、なんて人は、登れません。
夏でしたので、どうにかなりましたが、冬山だとかなりキビシイです。リーダーになった場合は、同行者の健康状態にも気を配って、無理はさせないようにいたしましょう。
そういう人は、金剛登山に挑戦する前に、大浜公園の蘇鉄山あたりでトレーニングを積んでおくのがよいでしょう。(標高3m)
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