沈む、浮く、という感覚が冴えてくるようになってくると、円の動きが出てきたように感じています。
「円」に至る前に、まずは「方」ということで、これまで四角の動きを心がけておりました。上下前後(左右)の四正です。
それがだんだん滑らかになってきて、きれいな円になってきた感覚が湧いてきております。
動画でチェックしているわけではないので、感覚だけのことではありますが、力の流れに角がなく、グネグネゆがまず、きれいな円になっています。
推手も、円の感覚になってきました。ぶつかり、引っ掛かりがなくなってきました。
マス・オーヤマが驚愕した、陳老人の円の動きとは、これじゃなかったでしょうか!
太極拳は円の動きというのは、なかば常識のように語られますが、小手先で空中にマルを描いたところで、なんも意味がありません。円を描こうとする意識は間違いです。
意識は四正ですが、修行により、身体が3次元の球を描く立体コンパスに錬られていきます。
これで、使える太極拳になります。
私も、知識としては、ずいぶん前から知っておりましたが、ようやく実感を伴ってまいりました。
20歳で始めた太極拳。50歳を超えて、ようやくやっと円の流れを感じだしたわけでありまして、修行の道は、途方もなく長いなあ~。
まあ、私が特別どんくさく、独習期間が長かったからではありますが。
じんわりじわじわではありますが、また一歩、達人に近づいた!
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