家でも妻相手に推手の練習をやります。
妻は毎週、私が先生をしている公園での練習にも参加しているので、そこそこできるようになってきております。
妻とは、教室のメンバーとやるのはちょっとどうかな? というような実験的な練習も試しています。
八卦歩で延々と回るとか、肘や靠も入れてみたりとか。
今回、こりゃいいな、と思ったのが、超接近推手です。
お互い馬歩で、爪先同士が引っ付く距離で四正推手をやります。
ほぼ抱き合う距離の間に両者の両手が入っておりますから、若干のけぞるような姿勢になります。
この距離だと、体を捻じる余地がありません。勁がカチ合えば即ぶっ飛びですから、化勁がすごくうまくなります。左右の体重移動、虚実変換の遊びも極小です。膝つぶれなど、起こりようもないのです。
伸び上がったり、沈んだりの垂直方向の開合は、かなり要求されます。そっちにしか逃げられないのですから。
延々とやっていると、お腹の筋肉が引っ張られるようで、身体の前面の纏絲がすごく効いているかんじがします。妻のダイエットに効果があるかも?
この超接近推手は、すごく良い訓練だと思えるのですが、他の人、特に女性とはやりづらいですねー。ニンニク臭い息が、拡散せず、鼻から吸われて、嫌な顔をされるような気がしますし、手がしょっちゅうオッパイに当たって、セクハラ扱いされるかもしれません。
私も、タバコ臭いオッサン相手にはやりたくないですね。
日頃から円満な夫婦ならではの練習方法かも?
気遣い不要のパートナーがいれば、おすすめの練習法だと思います。さらに仲睦まじくなれることでしょう。
うっかりぶっ飛ばしたら、どうなるかわかりませんが。
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