按勁の用い方がわかってきまして、どんどん試しております。
套路でも意識して、足でもできるか? 武器でも同じか? と研究しております。
推手もさらに面白くなってきました。按勁がわかって、掤勁の理解も深まったように思います。
これまでうまくいかなかったことが、どんどんできるようになってきました。
さて、達人のN先生が出張から帰ってこられて、いつものごとく、お手合わせしていただきました。
これまでは、ポーンと水平に飛ばされたり、後ろを取られて羽交い絞めされたりというパターンが多かったのですが、このたび、習得したばかりの按勁を重視して臨みましたところ、N先生の反応がいきなり変わりました。
おっ、按がかかった!と思った瞬間!
ポーン! と、真上に垂直に飛ばされてしまいました。
これは、初めての体験です。
なんだか自分がバスケットボールになって、ドリブルでもされたような気分です。押さえ込んだのは私のはずなんですが。
なんと奥深いのでしょう。太極拳。自分が変われば、相手の反応もさらに変わる。その全貌はまだまだ見えてきませんね。
宝の山を発掘すべく、ますます鍛錬、研究に励みます。
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