中国人とメンツ

中国人は、なによりメンツを大切にする、とはよく聞く話ですが、武術の練習をしていても、ああ、それはあるなあーと、感じることができます。

推手の練習とか、他流派との交流で、相手の方が上手で自分が負けた時、日本人同士だと、内心は悔しくとも相手の技術をたたえて、勉強させてもらった、自分ももっと上手になろうと考えるものです。

ところが、中国の人が混じっていた場合は要注意です。

中国人だからといって達人ばかりでもなく、へたっぴーやなあと思う人もいるのですが、うっかり負かしてしようものなら、ムキになってリベンジしてきます。

自分が勝たないと気が済まないのじゃなかろうか?

技術交流なんて目的はすっかり忘れ、無茶をしてでも、メンツを守ることが優先になるように感じます。

勝ったり負けたりする場合は、最後は花を持たせないと、終わりません。

私も勝ち逃げした方がスカッとしますが、中国の人が相手の場合は、負けて終わることにしています。でないと、遺恨が残るかんじがしますね。適度に負けて、ご機嫌よく楽しんでもらってます。

自宅に帰ってから、今日はこんな奴がおった!と妻にぶちまけて憂さ晴らしをするところ、私もまだまだ精神修養ができておりませんけど。

ただ、これは勝とうが負けようが、ただのゲーム、遊びだからであって、もし、トロフィーの奪いあいとか、負けたら何か取られる、みたいな話だと、笑って負けてはおられませんね。

メンツを尊重しつつも、勝ちませんと。

取られるものが、命とか領土となれば、そんな気遣いもしていられません。

メンツが消し飛ぶほどに圧倒的に勝ちませんと。

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