またまた木刀作りにいそしんでおります。
これまでは、庭の木の枝とか、植木屋さんにもらったのとか、余ってた建築材とか、たまたま手に入った材木で作っておりましたが、なかなか満足いく木刀にはなりませんでした。
それでとうとう、材木の購入にふみきりました!
前にも、材木屋さんに行ったことはありますが、樫の木なんかはないよ、と言われ、ウェブサイトでもなかなか見つけられなかったのですが、やっと見つけたのです。
ウッドショップ関口さんという群馬県の材木屋さんです。
端材みたいなのから丸太まで、いろんな種類の材木を扱っておられるようです。
こういうお店を探していたのです。建築用の材木店はいくらでもありましたが、やっとたどり着きましたわ。
春秋大刀を削り出しで作ってやろうと思っておりますが、まずはお手軽に陳式刀を2振り作ろうと思って、90センチの樫の板、2000円を注文いたしました。
すぐに届きまして、さっそく加工です。
やはり、樫の木は固いです。重いです。削るのはしんどいです。しかし、より本物の武器に近い重厚感を得られるのは、樫とか琵琶とか比重の高い木材でありましょう。
市販の木刀も、樫がほとんどですものね。
道具もだんだん増えてきました。
鉈、鋸、鉋(3種類)、紙鑢(いっぱい)、それに、ホームセンターで見かけたフリーウェイコッピングソーというのも導入いたしました。
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コッピングソーは、NASAも使っていると書いてました。普通の鋸ではやりづらい、細かい曲面とかに使えそうです。
刀を二振りのつもりでしたが、余ったので、剣も作っています。
表皮に近い方は、材質が均一でなかったり、ひび割れがあったりしますが、まあ、練習になりましょう。
これまでに作ってきたのは、削っているうちに小振りになってしまってましたが、今回は、ほぼ表演用のサイズです。
ずしっと重くて手ごたえがあります。
上の写真は、なんとなく形を出したところでありまして、これから套路の練習をしていく中で、バランス調整をしていきます。右側の刀は、だいぶん整ってきた感じ。
グリップ部分の形状も重要ですね。逆ぞりの具合によっては、突いたときに、手からすっぽ抜けます。
陳式刀は、日本刀とは柄の反りが逆になっておりますが、なんでか、意味が分かってきました。
片手で水平に突くときに、まっすぐ突きやすいのです。
手を緩めて突けば、突き切った時に、さらに伸びるし、伸びてもすっぽ抜けないという形なのです。
日本刀ではそういう突き方はしませんね。私は剣道は中学校までしかやってませんでしたので、突きは習ってませんが、両手で持って下から斜め上に突くものと認識しております。
また、切るときは、日本刀は引いて切りますが、中華刀は押し切りです。形状も違ってきて当然でありましょう。
馬上での戦闘には、逆反りの方が使いやすいのかも、とも聞きました。
自分で作ってみると、いろいろわかってくるものです。
YouTubeで日本刀の製作工程なんかを視聴しながら作業すると、なんだか気分が乗ります。
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