この頃のマイブームが螺旋の揺らぎなのです。
太極拳の套路は、最初から最後まで螺旋の揺らぎでつながっているという話は前にも書きましたが、日常生活のすべてが、そうなっているような気がしてきました。
たとえば、木刀を作るのにカンナをかけているときです。
木刀づくりが日常生活といえるかはさておき、カンナは一直線に行ったり来たりストレートな動きをします。
これを腕の動きだけでやっていると、しんどいし、筋肉痛が背中や腰にまで来て、なかなか大変です。
しかし、体全体が細長い円の動きになるよう、揺するようにしてカンナを動かせば、けっこう楽になります。カンナ自体はストレートな動きですが、体が螺旋に揺らいでいます。
揺れる電車内で立っているとき、前後左右の直線方向の揺れに合わせようとすると、どうしても片方の足で踏ん張るような感じになり、大きめの揺れには耐えきれず、ぶっ飛びます。
しかし、揺れを体内で回すように吸収し流せば、周りの人が、わあーとぶつかり合っている中でも、割と平然と立っていられます。
これは、昔から感じておりました。スマホ画面に集中している女子高生とかも、無意識にやっていますね。(こっそり観察)
歩くのも、スタスタと目標に向かって、ストレート最速一直線に手足を進めるより、なんとなく螺旋の揺らぎが入っている方が、歩きやすく疲れにくいんじゃないかと思います。
平坦な道だとあまりわからないかもしれませんが、坂道や階段の上り下りだと、顕著に差を感じられます。
椅子から立ち上がったり、布団から起き上がるときも、螺旋の揺らぎに乗せた方が楽です。これは介護技術に活かせることでして、介護職時代に実践しておりました。介助する方もされる方も、お互いに楽です。
前回、屁の話を書きました。站樁功で揺れていれば、おならがプーと出るという話です。腸の働きがよくなるんだろうという推測です。
おはようからおやすみまで、常に螺旋の揺らぎと共に過ごして居れば、腸の働きのみならず、血液の循環とか、神経の伝達とか、呼吸が深くなるとか、健康上に好作用があるのではなかろうか?
これは仮説ですけど、きっとそんな気がします。
あまり大きく動いていると、あの人、いつもユラユラしてるなーと、変人扱いされるかもしれませんけど。
螺旋の揺らぎで健康にすごしましょう!
…みたいな論文は発表されていないものでしょうかね?
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