太極拳の基本功の練習

いくつかの太極拳教室を掛け持ちをしておりますが、どちらも基本功の練習にはあまり時間をかけておりません。

私が学生時代に通っていた、若者がいっぱいいた教室では、立ってるだけの站樁功と、柔軟体操と、部屋の端っこから端っこまで行ったり来たりする基本功で、練習時間の半分くらいは使っていたように思いますけど、いま通っているお年寄りばっかりの教室では、ちょろっと準備体操をしたあとは、すぐに套路の前回の続き、というかんじです。

もしくは、ひたすら推手か。

まあ、練習を面白くしようと思えば、そうなるのも仕方ないように思うし、高齢者の趣味ならそれでもいいのかなという気もしますが、若いもんが上達を目指すならば、基本は大事だと思うのです。(48歳は若者?。)

基本無しで上達なし。

教室には上手な人もおられますが、若いときからやってたのか、他でも練習されているのかもしれません。

後ろ向きに歩く練習をしてみた

子供の英検テストの送迎で、中途半端に時間が空いたので、その間、公園で基本功よりまず、歩く練習をしてみました。

体の軸をきっちりと作るために、まずは歩き方を見直してみようと思いまして、前に20歩進んだら、後ろに20歩下がるというふうに歩いてみました。

気がついたのが、前身と後退では歩幅が違うということです。

スタートとゴールに松ぼっくりを置いて、同じ距離を同じ歩数で歩こうとしたら、後ろ向きで歩くには、よいしょ、よいしょと、大股で歩かねばならないですね。

しかし、理屈で言えば同じ歩幅なら同じ体の動きのはずなので、これは気分というか感覚の違いでしょう。

後ろ向きで歩くとき、前方の木立を見ていると、自分がグラグラ揺れて、軸が整っていないことによく気づけます。

自宅マンションの階段の昇り降りを後ろ向きでやっておりますが、大股歩きではまた、階段とは感覚が違っております。

同じ歩幅で、スイスイスムーズに前進後退ができるようになるまで、いったりきたり、訓練しておりました。

公園で遊んでいる子どもたちには、さぞ、変なおっちゃんに見えたと思います。

 

次に、教室のほとんどの生徒さんができてない、片足を前に滑らせて、地べたに尻がつくまで沈み込む姿勢の練習もやってみました。いちど沈み込んでから、前足に体重を移して立ち上がるのは、なかなかの難易度です。

これを、右、左と、交互に進んでいく練習。

陳式太極拳の套路で3回ほどでてきますけど、教室では、この個別練習は全然してなくて、みなさんテキトーに流しております。

実際にはそんな、いきなりできるようなものではなく、相当難しくて、かなり練習しないとできないと思います。

それも、足の力任せ、勢い任せで、体を振りながら、よっこらしょ、とするんじゃなくて、体はまっすぐなまま、ゆっくりと、ふわっと地べたから直立まで浮き上がろうと思ったら、体の軸が整ってないといけないですね。

これも、前の木立を見ながらやると、体がずれているか軸を保っているか、よく分かるんじゃないかと思います。

私は、おなかというか、へその向きを意識してやると、わりとすんなりできるような気がしました。

 

そんなかんじで、他、掃腿とか、玉女穿梭でぴょーんと、前に飛んでいくのとか、ふだんあんまり練習しないことを、小一時間ほど行ったり来たりやりましたら、套路練習とはまた違った感覚の訓練になったような気がします。

教室外の自主練習では、そんなところに力を入れていこうと思います。

ちなみに掃腿は、キチンと習ったことがないです。老架式2路にでてきますけど、学生時代の教室では、套路練習はゆっくりでして、2路まで進みませんでした。

今、新架式2路を学んでますが、新架式の掃腿は、地面すれすれに足を振り回すようなのじゃなくて、立ったまま、くるりんとまわるだけですね。

学生時分は、サンドバッグの中身を古新聞に入れ替えて、地面に立てて、掃腿で蹴り飛ばす練習をしていました。人間相手で試したことはありませんが、ビッシっと決まれば、たぶん転倒させられると思います。

しかし、今思えば、サンドバッグは、あんまりいい練習じゃなかったと思います。

足がバッグに当たるところにばかり意識がいって、体の軸とか、ぜんぜん考えてませんでした。

リー・リンチェイの映画とかで出てくるのと違って、随分不格好な感じだったと思います。

やはり基本をするにも、自己流じゃなくて、ちゃんと学んだほうが良いでしょう。

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