ダーツは武術?

ダーツゲームを家族でしました。

何でもかんでも太極拳と関連付ける習性のある私としましては、当然ながら、ダーツの起源は手裏剣だろう、と考えたのですが、違うんですね。

イギリスの兵隊が、戦闘の合間の暇つぶしに、弓矢の矢を、ワイン樽にめがけて、手で投げて遊んでいたというのが、起源らしいです。

的までの距離は2メートルちょい。槍に刺されかねない近距離です。

右手で投げる場合は、右足を前にする順歩で、体を乗り出すように構え、肘関節のスナップを使い、フワッと放物線を描いて、当てるというのが、基本的な投げ方のようです。

しかし、これでは、あたっても、敵は死にません。当てるからには仕留めませんと。

ダーツのルールは、ど真ん中を当てればよいという単純なものではなくて、縁ギリギリの狭いエリア、点数の高いポイントとかあるみたいです。それゆえ、破壊力より正確性、繊細な投げ方が要求されるのでありましょう。

我が一家はとりあえず、ど真ん中狙いのゲームを、しました。

ほんで、気づきました。

私は、順歩ではなく拗歩、つまり、右手で投げるなら、左足を前にしたほうが、真ん中に命中しやすいです。

フワッと、放物線を描くんじゃなく、直線的に、まっすぐブレることなく、投げるというより、打つかの如く発勁を用いて矢を放出するほうが、命中率も高く、強く刺さります。

一発づつ、狙いをつけて、丁寧に投げるより、パパパッと、連続して3発打つほうが、武術っぽいですね。それでも3発中2発くらい、真ん中に刺さっていたりします。

ダーツ、なかなか修行になるなあ。

こんなかんじで、ボウリングも、ビリヤードも、卓球も、武術修行の一環として楽しんでおります。

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