お盆も太極拳です。
推手道場で、いつもの先輩と推手しました。本日の練習は、ドンと当たって、押し合いの練習?
先輩は、私の勁を封じ込めるかのごとく、かぶせてきて、閉じ込め、隙きあらば発勁をかまそうとされます。
私の方は、先輩の勁の先を、集中させないよう、微妙にポイントをずらせ続けます。ですので、先輩は100%の力を出すことができません。出そうとすると、ずれるので、延々と力の修正を続けている感じになります。
すると私の方は、虚実がどんどんハッキリ別れ、ほとんど片足立ちになります。先輩の勁を受けて吸い取り、流して安定するのは、片足のほうがやりやすいのです。両足に体重を分散させると、かえって調整しにくいです。
片足で立っている私を、両足で踏ん張って押し続ける先輩。頑張る先輩、ぜんぜん頑張る必要のない私。
ああー、これか! と気づきました。数年前に、安田先生が、片足立ちになって3人に押させてもぜんぜん平気、というデモンストレーションをしてくれたことがあります。
この延長線上にあるのですねー。
さらには、10人くらいが縦に並んで正面から押すというデモンストレーションも見たことがあります。
受けている方の先生は、ビクともせず、「では3人目の人を倒します」とか、「7人目の人をこかします」とか、言ったとおりにやるのです。
あの原理はよくわかりませんでしたが、やっぱり、この延長線上にあるものという気がします。
あのレベルに到達できるかどうかはわかりませんが、正しい道のりは歩めていると、確信しております。
また一歩、達人に近づいた!
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