金メダルの次

同じ太極拳教室に通っている人が、練習中の他の皆さんと離れて教室のはしっこで一人で黙々と24式太極拳の自主練習をされてました。

もうすぐ大会なので、ということでした。

しかしこの方、昨年24式で金メダルをとられてるのですよね。

もう、ええやん、と思うのです。

純金のメダルなら毎年でも欲しいですが、ハリボテのメダル集めて嬉しいかなあ。

私なら金メダル3枚より、金銀銅コンプリートしたいかも。

もしくは、別部門の金メダルとか。

私は昨年、双刀で金メダルをいただいたので、今年は大刀でチャレンジです。

陳式は銅メダルだったので、今年は銀か金をいただきたいですね。

でも、金メダルをいただけたら、大会はもうええ、と思うかも。

人に自慢するには、優勝歴は一回あれば十分。何連覇とか興味ないです。

それに、表演の大会で優勝したところで、たいしたことないわなあと思うのです。

賞金がないことを嘆いているのではなくて、中身が伴わないという意味です。

この24式金メダリストも、たいして上手だと思えません。

武術性がないのです。

養生にもなってないように思えるし。

今の努力の延長線上に、太極拳の真髄が見えてくることはないでしょう。

金メダルをとれたのなら、もうハリボテの練習は卒業して、もっと上のレベル、本質に迫る修行、達人への道にシフトすればいいのに、と思います。

でないと、人生の時間がもったいない。

金メダルは、通過点として、次の人に譲るべきです。それを励みにする人もおられるでしょうし。

独占したって、しょうがない。

…というようなことを、面と向かって言うと嫌われると思うので、私は決して口に出しません。

人に嫌われてまでアドバイスするほど、いい人でもお節介焼きでもないもんね。余計なお世話と言われるのがオチでありましょう。

これを読んで、「あー、あの人ね」とピンときた人も、「50代パパコラムブログに書いてたでー」というようの告げ口は、しないでくださいませ。

コメント