太極拳歴30年にして、またまたパラダイム・シフトがありました。
安田先生から、教わったのですが、これはなかなか衝撃的。
丹田の位置についてです。
いや、もちろん、丹田は臍下三寸にあるわけですが、丹田のあるところが、地面、地表だという考え方です。丹田より上が地上で、丹田から下は地下なのです。
丹田は、地面の上にドンと乗っていて、安定しており、手足が丹田より下で動く時は、土を掘って動いているのです。掘ることを中国語では「挖(ワー)」といって、足運びを挖歩とか言うらしいです。
これは道教の五行思想によるものらしいのですが、私は初めて聞きました。
ネットで検索しても出てきませんから、よっぽど専門的な言葉なのでありましょう。安田先生以外でこんな説明をする人がいるのだろうか??
この概念を聞いてからは、基本功も套路も、「丹田が地面!」と意識して練習するようにしています。すると明らかに、体の安定感が変わりました。
足の裏で、ヨロヨロと重力のバランスを取っている、と考えるのと、丹田がズッシリと地面にめりこんでいて、地下には根っこが伸びていっている、と考えるのでは、まるきり違いますね。
太極拳は、意識で本当に変わりますねえ。
もっと早くに知りたかったです。
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