太極拳の歩法で、足を斜め前に進めることを上歩といいますけど、この歩法で、思うところがありました。
ちなみに、とっても感覚的なことなので、自分メモです。
これまで、踵から、シュッとまっすぐ、直線状に足を出すようなイメージでした。
しかし、それはちょっと違うなあ、ふと、気づきました。
踵が着地はするのですけど、リードしているのは爪先側じゃないか?
直線状に出ていくのではなく、弧を描いているのではないか?
踵をぶつけていくのではなくて、爪先側から、引っ掛けるような感じじゃないか?
この違い、たぶん動画で撮影して比較してもわからんくらいの差だと思いますが、意識の違いで、体内の感覚がずいぶん変わりました。
纏絲の感覚がより強くなり、丹田を中心とした全身の一体感が増し、動きが軽やかになりました。
股関節の動きが自然になり、カクッとした感じがなくなりました。軸足の方も楽です。
なんとっ! 今頃、こんなことに気づくなんて!
しかし、思い起こせば、推手で足を出すときって、そんな風にしてます。まっすぐ直線状に足を出していたら、相手の足にぶつかりますものね。
弧を描けば、潜り込ませられて、引っ掛けることができます。
なーんだ。実は気づいていたのではないか!
それを套路にフィードバックできていなかったのですねー。
もっと、注意深くならねば。
これでまた達人に近づいた!
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