太極拳の呼吸

太極拳の套路を通している時も、推手をしている時も、動作が呼吸と一体化してきたなあという感覚が出てきておりますが、まだ色々と実験中です。

呼吸についてですが、これは誰かに教わったわけではなくて、まだ確信にも至っておりませんが、発力する時、吸ったほうがしっくり来る動作があるのではないか? という仮説を立てております。

それはなにかといいますと、脚の動作なのです。蹴ったり踏んだり引っ掛けたりする動作です。

蹬脚や擦脚など、押し出したり跳ね上げたりする動作は、息を吐くのに合わせたほうがしっくりします。

しかし、擺脚や旋風脚、または掃腿など、巻き込むといいますか、自分の方に返ってくる動作は、吸うのに合わせたほうが、しっくり来るような気がするのです。

ひとりで套路練習をしていて、吐くパターンと吸うパターンを試しておりますが、どうも吸うほうが、ピシッと決まるような。

推手でも、擺脚をかける時も、吸いながらのほうが、いい感じのような。

ちなみに、推手で擺脚で足をかけると「大外刈り??」と言われましたけど、大外刈りと擺脚では、だいぶんちがいますね。

で、どこかに情報はないかと思って色々見ていたら、家にあった、陳正雷老師の「陳氏太極拳テキスト」に書いてありました。灯台下ぐらし。

この本、アマゾンで見てみたら、すごいプレミアム価格になってますね。(売りませんよ。サイン入りだし。)

テキストには「先に息を吸い、後で吐く。」と書いてありました。うーむ。余計にわからんようになった。

学ぶことが多くて、追いついていないような気もしますが、このように、探求することも増えてきている今日このごろです。

これはとても楽しいことです。ありがたや。

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