毎週木曜日の夜に、太極拳教室で楊式太極拳を習っているんですけど、日曜日、いろんな教室の人たちが集まって練習しているという近所の公園に行ってみました。
うちから徒歩でいけます。
こちらの公園では、ナントカ太極拳という流派は関係なく、色んな太極拳な人が集まってまして、套路の練習もしているし、推手の練習もしているし、刀やら剣やらいろいろやっておられます。
楊式太極拳を習っている私は、学生時代の昔は陳式太極拳を習ってまして、卒業と同時に教室も退会したんですが、今でも一人で套路の練習は続けてます。久しぶりに他の人と一緒にやれると思って陳式グループに混じってみました。
しかし、こちらでやっているのは新架式で、老架式しか知らない私は全然ついていけませんでした。
ここでは、他の人に合わせなくても、できることを練習したらいいよ、と言ってもらえたので、ちょいちょい来て、練習してみようと思います。(老架式の陳式太極拳をやっている人がいなさそうで、ちょっとアウェイなかんじですが。)
太極拳の推手とは
推手(すいしゅ)の方は、陳式太極拳を習っていた学生時代はけっこう練習してましたけど、卒業以来、ぜんぜん練習してません。套路と違って、相手がいないことには練習できませんものね。ほとんど忘れてます。
せっかくなので公園の推手グループにも混ぜていただきまして、思い出しながらやってみました。
推手というのは、二人が向かい合って、手の甲を合わせたところから、押したり引いたりする練習法です。
柔道みたいに組んで投げたりするんじゃなくて、微妙な体重移動とか、力のかけ具合とか、相手の力を流したりして、套路の練習だけでは身につきづらい実戦的な身体の使い方を学ぶ方法です。
筋力を使った力技じゃない、微妙な動きで体勢を崩されたりします。ムキムキの若い人より、年季の入った細身の年寄りのほうが強かったりして、なかなか面白いのです。
ちょっと思い出してきたかな、というところで、グループの指導しておられる感じの人に声をかけていただきまして、かなり長時間教えてもらいました。
昔、習ったのかなあ、というような気もしますけど、なかなか新鮮な学びになりまして、気づきも多く、大変勉強になり、楽しかったです。これからは、極力参加させていただこうと思います。
家に帰ってから、推手を検索していたら、DVDがヒットしました。なんだか見たことのある顔だなあと思ったら、この安田洋介先生、知っている人でした!
京都の日中武道研究会で、とっても上手だった人です。もうひとり坂野という、これまた上手な人がいまして、私と同年代のこのふたりは指導員というわけではなかったと思うのですが、よく教えてくれてました。
練習後みんなで安い飲み屋に行って、しょっちゅう朝方まで酔っ払っていたような記憶が・・・
当時、全員20歳かそこらの学生だったように思うんですが、よく飲んだもんだ。
その後、陳正雷老師の家に住み込みで弟子入りされて、いまや立派な指導者になられていたのですね。あの頃からずーっと情熱を持ち続けたというのがスゴイと思います。
私なんぞ、あれこれフラフラしながらこの歳にまでなってしまいました。なんにもモノになっておりません。
ちょっと人生考え直してしまいますね。
コメント