老架式新架式

安田先生より新架式を習いはじめて3回目か、4回目くらいになります。

まだ二段目の途中くらいですが、これまで修練してきた老架式と、だいぶん繋がってきました。

前から、地元の教室で上海経由の陳式太極拳新架式は習ってはいたのです。

しかし、長らく練習してきた老架式とはいまひとつ繋がらず、もうひとつ別の武術を覚えるような感覚でした。

しかし、安田先生のは、同じ陳家溝系統ということもあるでしょうけど、老架からの発展、新架は修行段階の1バージョンという観点で学びだしたことで、実にしっくりくるようになったのです。

新架を学ぶことで老架の感覚も変わってきました。

体の芯から軽く動けるようになってきました。

動作の大きさや形は違っても、同じことをしているのだなーとわかってきました。

習い始める時点で、今やってるのが老架か新架かわからなくなるよ、と聞いておりましたが、なるほどこの感覚かあとわかって参りました。

そしてやはり、武器の感覚も変わってきました。推手もです。

ひとつ段階が進めば、全体が底上げされるというのが、古来からの伝統的太極拳学習法だったのであるなあと、つくづく実感しております。

逆にいえば、全部やらんとわからんのが太極拳じゃなかろうか。

だから、老架と新架はどっちが古いとか偉いとか強いとか、まったく不毛な話で、達人を目指すのであれば、いにしえのプログラムを順序よく全部やる、というのが正しい道であろうと思います。

コメント