実演モデルの役得

久し振りに安田先生の教室に参加しました。

新しい人も参加されていたようです。

準備体操から基本功、老架式、棍と進みました。

もう結構な期間、個人指導を受けて細かいことまで教わっていますが、なおまだ新しい学びがあり、私のレッスンノートは、書き込みビッシリです。

練習中はちょこっとメモをとるだけですが、教室を出たあと駅前のロッテリアや電車の中で、ノートを広げて、先ほどのレッスンで先生が言っていたことや気づいたことを思い出して、記録しているのです。

もう何度も習って修正を受けていることでも、まだ目から鱗的発見があります。

まったく太極拳は奥深い世界です。

個人指導になくて教室だからこそ得られることもあります。

個人指導では、もはや説明されなくなった初心者向けの説明が、教室では聞けます。

あんがい忘れてたりするし、エッ、そんなん初めて聞いた!ということもあるのです。

それから、指導方法の勉強にもなります。個人指導では私一人のためのカリキュラムで教えてもらえますが、いろんな人が参加する教室では、それなりの指導の仕方があるわけで、それが教室を持っている私には、勉強になるのです。

そして、これはちょっとスペシャルな学びですが、先生による実演の、相手役モデル体験ができます。

先生が私に攻撃を仕掛けさせて、説明入りで返り討ちに遭わせてくださります。

私はスッ転んだり飛んでいったりします。

これは役得です!

太極拳の発勁って、見てもよくわんからんものです。それを生身で味わえます。

どういう力の作用が働いているのか、感じられます。

打たれる瞬間は、やや恐怖感もありますが、この感覚体験があるのとないのとでは、再現可能性が大いに変わることでありましょう。

他の生徒さんがが羨ましく思っているか、相手役されられんで助かった!と思ってるかわかりませんが、私はとってもありがたく思っております。

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