小学生に太極拳

マンション自治会公認、週一回、朝の公園太極拳教室は、お盆休みもなく、開催しました。

生徒さんが、夏休みのお孫さんを二人連れてきてくれました。

中学生と、小学生の姉妹です。妹さんは、ウチの娘と同じ学年です。

おお、すばらしい! うちの子ときたら、グースカ寝ていて起きてきよりません。

普段の教室では、歩く練習ばっかりとか、基本功ばっかりとか、金剛搗碓ばっかりとか、その時の気分で偏った練習をしておりますが、子どもたちに興味関心を持ってもらえるよう、ひととおり、ダイジェスト版みたいに練習をしてみました。

準備体操、歩行練習、基本功、套路の5動作、推手、最後に老架式一路を通して締め。

休憩をこまめに取り、水分補給しながら、太極拳とは、みたいな講義も、子供が面白く聞けるように入れてみました。

お姉ちゃんの方は、妹の付添みたいな感じで、関心なさげで、基本功のあたりで、この後用事が・・・とか言って、帰ってしまいましたけど、妹ちゃんの方は、面白がって最後までいてくれました。

ジャズダンスを習っているらしく、体が柔らかく、動きもよいです。真面目にやったら、高齢の生徒さんらを、たちまち追い抜いてしまいそう。

推手は、片手の単推手を合掌でやってみたり、馬歩で向かい合って、手だけを触れ合って崩し合いをしてみました。

馬歩で正面同士で向き合うと、踏ん張れないですね。片足に体重を乗せれば、押すのもかわすのもやりやすくなるという体験をしてもらいました。

デモンストレーションとして、馬歩の私を、思い切り押してもらいました。

もっと踏ん張って、力を入れていいよーといいながら、僅かな化勁で、力のポイントをずらすと、押している方が崩れます。力を入れようにも入れられないという、不思議体験を味わってもらいました。

やりながら、例のアレ、できそうやなーと思って、お腹を押してもらいました。左右から二人がかりでやってもらっても、同じように化勁できて、一歩踏み出せば、二人とも崩れてくれました。

おおー、安田先生のデモンストレーション、ちょっとできた!

先生のは、片足立ちで3人がかりでしたけど。

攻める側が、人の勁を読めて、封じて閉じることのできるレベルの人だと、こうはできませんが、ウチの生徒さんと小学生なら、ラクラクですね。

デモンストレーションでは他に、歩行練習をしながら、木を蹴っ飛ばす用例も見せて、太極拳は、いじめっ子をやっつけることもできるよーみたいな話もしました。

「むかしむかし、今の中国ができる何百年も前から、武術はありました。日本と違って、支那大陸には、漢民族だとか蒙古民族だとか、いろんな民族がひしめきあっており、米がよくとれるとか、良い水が湧くとかの土地は、取り合いになっていました。

町や村は塀で囲んで、夜は門を閉めていました。町や村、一族を守るための武術がたくさん編み出されました。太極拳もその一つです。軍事技術なので、刀や槍の練習もしていました。

太極拳は、敵から身を守る武術ですが、健康で長生きするための養生法でもあります。武術も養生も、幸せに長生きするという目的は同じです。ですので、何百年も長く、世界中で愛好されています。

私たちは春夏秋冬、一年中、この公園で練習をしています。場所代をケチっているのではなく、自然と一つになることも健康法のひとつだからです。

現代社会では、ちょっと病気になったりできものができたりすると、医者に行って薬に頼ったり、コロナが怖いとワクチンを射ったりしますが、昔の中国や日本では、自分の体を整えることで、病気を治せると考えていました。暑いときは暑さに、寒いときは寒さに合わせて生きることで、病気に負けない体になります。

自然の中にいると、風が吹いて涼しいとか、雨に当たると気持ちいいとか、感じられます。冬のお日様はあたたかく、自然はありがたいです。寒い時に、暖かい服が着れるのもありがたく、感謝の気持が湧いてきます。」

というような話も、ちょいちょいとしてみました。我ながら、ええこと言うなあー。

平日の午前中開催の教室なので、生徒はお年寄りばっかりですが、もし、子どもたちが興味を持ってくれて、練習したーいという要望があるなら、夕方の教室もやってみたいなあと思ったりもしております。

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