通っていた楊式太極拳の教室が、コロナの影響で、もう半年もお休みです。
学校の体育館を借りていたのが、学校側が開放してくれないという事情です。
しょうがないですね。
もともと、楊式太極拳の方は、子供の長拳に付き合って、私もついでに始めたという経緯もあり、それほど熱心に覚えようということもなかったので、半年の間にすっかり忘れてしまいました。
その間、もとから学んでおりました陳式太極拳は、ますます深く学ぶようになり、また、人に教えるようにもなり、すっかり陳式な日々です。
先日、久しぶりに、公園太極拳の楊式な人達に混じって、一緒に套路に参加しました。
といっても、楊式の風格がどうのこうのは考えず、ただ、楊式太極拳の順番と形から外れないように、陳式太極拳をやってみただけです。
やってみて、あれっ?と思いました。
楊式の教室で、先生の動きを真似ていたときより、はるかに太極拳になっている!
陳式で学んだ立ち方、足の運び方、手足の角度、などなど、すっかりそのまま当てはめたら、何の違和感もありません。
先生のマネをしている時は、違和感ありまくりでした。(申し訳ないですが、先生のレベルが…)
楊式太極拳のこの動作は、陳式のこの動作の、バリエーションじゃないか、と改めて実感したり。
なるほど、こう変化したのだな、と納得できるようになりました。
そもそも楊式太極拳は、陳家溝で学ばれた楊露禅が改変したものだそうですから、ベースとなった陳式太極拳の要諦が合わないはずがないですね。
別物と考えるほうが、合理的ではありません。
「楊式や呉式太極拳を学んで、別物だと感じるようなら、それまでに学んでいた陳式の方がおかしい」と、安田先生に聞きました。
当然、逆もしかりでありましょう。
半年のブランクで得た、大きな学びでありました。
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