太極拳 目を閉じて套路

先日、太極拳の発表会がありまして、娘と出場しました。

私が出たのは団体発表で、成績とかはないのですけど、上手なチームは目に付きますね。刺激になります。

私達は開会式から閉会式、ついでに後片付けのお手伝いもしましたが、自分の出番のとこだけきてるという人も、けっこういて、それはどうだろうねえ、という気がします。

人に見られる中で表演というのもいい経験ですが、他の人を見るというのも勉強になるし、なにより選手として来たからには、最初から最後までいないのは、失礼なような。

夜中までかかるわけでもないし、何週間にも渡るオリンピックじゃないんだから。

大学の体育会武道系でしごかれた私には、考えられないことです。(途中、こっそり抜け出してたということはありましたけど。)

目次

目を閉じて套路をやってみる

ところで、また新しい修行方法を考え出しました。

目とつぶって、套路をやってみるのです。視覚をカットしてみるということです。

推手を目を閉じてやっている人は見たことがあります。

推手は、相手の手の甲と触れているので、上手な人は、見えてなくても聴勁で感知できるのです。

しかし、套路を目を閉じてやるというのは、聞いたこともないし、本で読んだこともありません。

(視覚障害の人の太極拳は見たことがあります。)

太極拳は、本来、目線で自分の体を導くものなので、目を閉じるというのは、正しい修行法ではありません。

推奨されているわけではないということになりますが、やってみると、ちょっとおもしろいです。

視覚を遮ると気づくことがあります

体の傾きなど、見えないので、水平垂直は体の感覚に頼ることになります。バランス良く立てているかどうか、意識を集中することになります。

足を運ぶのも、見えませんから、感覚だよりです。おそるおそるゆっくりになります。(安全な場所で行いましょう)

足先から指先まで勁がつながる感じとか、気沈丹田のイメージがしやすいような気がします。

片足立ち(独立)は、とても難しくなります。

これは、足や手でバランスをとろうとして、内側に意識をするより、見えない景色をイメージしたり、周りの音を聞くようにしたほうが、楽な感じがします。

比較的動きが激しい陳式二路を目を閉じてやると、なんだか目が回る感じで気持ち悪くなりました。

コケると危ないので、初心者にはおすすめではないと思いますけど、たまに、ところどころでも、やってみると新しい発見があるのではないかなあ、と思った次第です。

でも、全然推奨されていないようなので、日課にするほどのものではないでしょうね。

でも、慣れておけば、暗闇で戦う時に役に立つかも?

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