言葉で気づく人、言葉で泥沼にはまる人

太極拳で新しい出会いが次々とある今日この頃。

特に推手をやりたい人と、縁が増えています。

前に教えてあげた人が、お友達に「あのパパさんに教えてもらいや!」と伝えたり、もしくは「この人にも、教えたってーや!」と連れてこられたりします。

私の主催するマンション自治会陳式太極拳教室の生徒さんは4人(一人は我が妻)から一向に増えませんが、公園や道場で出会いがどんどん増えているのです。

太極拳が全く初心者という人には、立ち方、歩き方から伝えたいと思っていますが、そんな人はいなくて、いろんな教室で長年やってきた人がほとんどです。

そしてだいたい、へんてこなウンチクに洗脳されて、歪な太極拳になっています。

でも、套路はそれで良いようで、推手だけチョロチョロぱっぱと習いたい、と思っているのですね。

そんな人には、長年の思い違いに気づき、パラダイムシフトが起きるように、言葉を工夫して伝えるようにしています。

これは、私自身が安田先生に、日本語による詳しい説明でパラダイムシフトを起こしてもらったからです。

もちろん、手取り足取りですが、決定打は言葉による説明のことが多いです。

しかし!

言葉では伝わらない、というか、ますます泥沼にはまっていくタイプの人が存在することに気づきました。

説明するほどに、取るに足らない枝葉末節ばかりに意識が向かって、ますますガタガタになっていく!

何もできていない! 站樁功から! と思ったりするのですが、それはメンツやプライドを傷つけてしまいますので、しょうがない、体で理解してもらおうと思って、ひたすら崩し続けてあげます。

「負けるほどに、気づきがあって上達するもんですよ」と言いながら、ひたすら。これも、私が先生から言われたことです。

途中途中、こうされたときは、どうする? みたいな本質から外れた質問をされますが、それに答えると薄っぺらい理解で脳みそが固まってしまうに違いありませんので、「どうもしません」とか言って、ひたすら投げてあげます。

たくさんの人に触れあうことで、いろいろと気づかされます。勉強になります。

 

 

 

コメント

  1. 60代おやじ より:

    以前にも申し上げたと思いますが、次の機会には推手の手ほどきをお願いしたいです。

    基本功・套路・推手の関係/関連性も知りたいです。

    何卒よろしくお願いします。