子供同士のトラブルへの謝罪や介入について

子育て

小学1年生の2学期ももうすぐ終わり、保護者の個別懇談会がありました。

先生からは、2学期中には、いろいろご心配をおかけすることがあり、どうもすみませんと、お詫びをいただきましたが、はて? なんでしたっけ?

ナニナニ君に筆箱に落書きされたとか、ダレソレさんに意地悪されたとか、娘がそんなことを言っていたこともありましたが、ああ、そんなこともありましたね、というかんじです。

親の私は気にしてませんでしたが、先生は気を使って大変ですね。

逆に、うちの子も、相手を責めるような軽口が、ちょいちょい出るみたいで、諍いのもとになることがあると、お伺いしました。

先生には、心配かけますねえ。申し訳ない。

目次

子供同士のケンカやトラブルは歓迎です

そういう軽口は、私にも心当たりがありまして、遺伝かな、と思ったり。

私は、小学5年生か6年生の頃、調子に乗ってあまり親しくもないお友達をバカにしていたら、逆襲にあったことがあります。彼は空手を習っておりまして、私はボコボコにされました。

それ以来、あまり調子に乗るもんじゃない、軽口は控えようという抑制の意識ができまして、いつしか、あまり知らないところでは無口を貫く習性ができていました。

そんなわけで、おとなになった今も、人に気を許すまで、結構時間がかかります。自己防衛の意識ですね。

(武道を頑張ろうと思うようになったキッカケにもなっていたかも)

娘の軽口は、お友達を嫌がらせてやろうというような意識じゃなくって、相手の気持まで汲み取れないまま、思ったことがそのまま口に出ているのでしょう。これは家庭で注意したところで治せるものでもないですね。せいぜい、私も家庭内での発言に気をつけよう。

しかし、私としては、子供は、感情を抑え込んで無難に過ごさせるのではなしに、小学生の低学年のうちに、友達の逆襲にでもあって、痛い目にあえばいいと思っています。逆に、こちらがお友達にブチ切れて手を上げることがあっても良いでしょう。

やはり、身をもって体験せねば。

私は、高学年になってからトラウマになりましたが、低学年のうちに、いっぱい揉まれている方が安全だと思います。

小さいうちなら、そんなに大怪我をすることも少ないでしょうし、うつになったり自殺したりは、もうちょっと年齢がいってからでしょう。

早いうちにコミュニケーション上手になったほうがいいですね。

もっと知恵がついてからだと、集団での陰険ないじめになったり、暴力も激しくなるかもしれません。

だから、いまのうちにどんどん揉めておけ、と思っています。

子供のケンカに親が干渉しすぎるのは良くないと思う

以前、うちの子がナントカ君に意地悪されたあと、ナントカくんのお母さんから、菓子折りを頂いたことがありました。

妻が恐縮しつつ頂いていましたが、こんなことでいちいち菓子折りを包んでいたら、お菓子屋さんが儲かってしょうがないですね。

お互い様なんだから、情報の共有はしつつ、暖かく見守るのが良いんじゃないかと思います。

また、ゴメンナサイと菓子折りをもっていくのならまだいいですけど、世間では、親が乗り出してきて、相手の親や学校や先生を責めたてるというケースもあるようです。いわゆるモンスターピアレンツ?

学校側も、それをおそれて、生徒同士にトラブルのないよう、喧嘩しないよう、ピリピリしているところもあるのだとか。

そんな雰囲気だと、子供ものびのびできないですよねえ。

貴重な幼児体験の機会を奪わない

せっかくの幼児体験を積む機会を奪ってしまったら、あとでもっと大変なことになると思うのです。

思春期にグレたとき、ほどよいグレ方を知らないもんだから、犯罪に走ったり、大学生になって、猟奇的殺人事件を起こしたりは、ちょいちょい聞く話ですが、幼いときから揉め事やトラブルに慣れていたら、そこまでヤバイことにはならないんじゃないかと思うのです。

無事に学生時代を乗り越えて、おとなになって、社会に出たとしても、ちょっとしたことでセクハラだ、パワハラだと、メンタルをやられて、おかしくなったり死んだりするのは、幼児期、少年期の修行が足りないですよ。こういうことを書くと、怒られるかもしれませんが…

きょうびは、なんでもかんでも被害者がエライ、世の中が悪いという風潮がありますが、魑魅魍魎な世の中を渡っていくには、強くなりませんとね。

私が交通安全の標語として心がけているのが「悪いのが相手でも死ぬのは自分。」ですが、交通社会だけじゃなくって、世渡り全般に言えるのではないかと思います。

被害者のメンタルになってはいけませんね。

柔軟でタフな心を養うために、幼児期の摩擦体験は避けないようにしてもらいたいと思います。

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