日時計のある公園が、娘が通う幼稚園の近所にあります。
うちの子は4歳にして、すでに時計が読めるほど賢いのですが。時間の認識というのは、3時がオヤツというのと、日曜日の7時半にテレビで「ちいさなプリンセスソフィア」が始まる、というくらいしかないです。
時間の流れとして捉えているのではなくて、記号とか、合図みたいな感覚なんだと思います。
目次
日時計で自然の時間感覚を養える?
日時計なら、影が動いていくことで時間がわかります。
太陽は動いていくのだなー、朝が来たなあー、夜になっていくなあーという自然の時間感覚を養うことができるんじゃないかと思います。
デジタルの文字盤では、この感覚は養われないでしょう。
太陽が動いているのではなく、地球が回っているのだよ、というガリレオ・ガリレイの高度な意見は、もうちょっと大きくなってから教えるとして、まずは、太陽の方角と時間の関係を体験させたいと思います。
ところで、公園の日時計を見るのはいつも幼稚園の帰りでありまして、毎度、3時前であります。
すると必然的に、コンビニでアイスクリームを買うハメになります。
日時計を作ってみよう
このままでは、日時計というものが、おやつの時間をお知らせするもの、というふうに認識されてしまいますので、家のベランダにでも置いておける日時計を作ってみることにしました。
6,000年ほど前のエジプト人が発明し、江戸時代の日本でも使われていたという日時計を自作するのは、そう難しくもないです。
正確な日時計を作るには、緯度と経度を計算に入れたり、春夏秋冬の変化を考慮したりするみたいですが、公園にあった日時計と同じようなものを作ってみました。
まず、紙にマルを描いて真ん中に穴を開けます。
コンパスがなかったので、CDを置いてなぞりました。
北の方向を決めておきます。
段ボール箱の真ん中に割り箸のかたっぽを刺して直立させます。
丸を描いた紙をダンボールに貼り付けて、南向きのベランダなど、日当たりの良いところに持っていって、方角を合わせてセットします。
原始的日時計を作るために、最新IT機器であるiPhoneを使っているのもなんですが、子供の教育のためには、方位磁石を使ったほうが良いでしょう。
あとは、一時間おきに、影に合わせて、印を入れていけばOK。
この作業は子供といっしょにすると良いと思います。
日時計を置く場所は、ベランダからマンション下の公園に持っていっても、太陽までの距離が遠いので全然影響はないです。
(札幌と那覇ではやや違いはあるかも。)
しかし、方角がずれるとデタラメになりますので、位置をずらした際は、方位磁石やiPhoneのアプリで、きちっと北を合わせましょう。
なお、曇りの日は影が出ませんので、作業はできません。
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