一流の指導者 その3

老人ホームでのボランティア音楽会に参加することになりました。

妻が学生のころから師事している、ピアノの先生と歌の先生からのお誘いで、もう4,5回参加しております。

コロナでしばらくやってなかったので久しぶり。

毎回、童謡やオペラ、ピアノの連弾、ピアノとギターのユニットなど、盛りだくさんです。私が三線を習い出してからは、沖縄民謡までプログラムに入りまして、なかなかに何のグループかわからないことになっております。

今回、私の出番は、妻が歌、私がギター伴奏というのが2曲。坂本九の歌とかです。

そんで、沖縄民謡が3曲。あさどやゆんたと、宮古島民謡2曲です。

さらに、ギターソロ。バーデンパウエルの感じいいのをやります。

三線に転向してからは、あまりギターを弾かなくなっていたし、爪も短くしてしまって、歌の伴奏はともかく、もうフラメンコは弾けないなあと思っての、選曲です。

で、練習のために、先生の教室に妻と行きました。

いつもは伴奏の私より、歌う妻が指導されることが多いのですが、今回、けっこう私も指導いただきました。妻の歌に合わせるんじゃなくて、歌をリードする演奏を! という高度な要望です。

先生がピアノで見本を聞かせてくれまして、もちろんピアノとギターでは違うんですけど、盛り上げるところとか、ベース音のタイミングとか、クラシックの先生なのに、けっこうアドリブやりはるんやなあーと、感心してしまいました。

家で練習しているときよりグッと良くなりました。

ギターソロも指導いただきました。先生はギターは門外漢だと思うのですが、抑揚のつけ方、ちょっと焦って速くなっているところとか、不明確なところとかを注意されました。手振りでパッションを伝えてくれるので、なんだかうまく合うようになるのです。

ゆっくりなところ、フワッと軽く上がるところの変化のつけ方、これ、太極拳の套路で安田先生から教わったことと似ているなあ。

一流どころの指導には共通点がありますね。

それから、私はもともとそんなに譜面通りには弾かないのですけど、難しい指使いを簡単にしているところを指摘されました。せっかくの美味しいフレーズだから、ここは頑張って! ということで。

よくわかったなあ。

練習が必要です。

でも、先生の指導を受ける前と後では、見違えるように変化がありました。ほんの10分くらいの指導です。指導を受けねば、気づかないこと、スルーしていることがありますね。

もう一人の先生も「なんだか、ギター曲みたいになったね!」と褒めてくれました。うう、ギターに聞こえてなかったのか…??

やはり、一流の指導者につかねばならぬ。

ちなみに、バーデンパウエルの「テンポフェリオス」という曲です。

以前、生まれてくる赤ちゃんにメッセージを送ろうという、話し方教室の企画にモニター参加しまして、お腹の中にいる赤ちゃんの心臓の音と、ママとパパからのメッセージをCDに録音して、BGMに私の演奏をつけました。その時の曲が、これなのです。

今、娘は12歳なので、13年前ですね。メッセージは原稿の棒読みっぽくて、聞き直すと恥ずかしい。でも、ギターはまあまあ弾けていたかも? 当時、マンションベランダの向こうが森になっていて、鳥の声なんかも入っていて良いです。(今は建売住宅になってしまった)

商品サンプルとして聞けるようになっていますので、おヒマでしたら聞いてみてくださいまし。

>>クリエイトオハナ「話す」レッスン>パーソナルCD>マタニティ>作品サンプルその1女の子

後半のパパ部分です。

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